自由で発想が豊かな子どもが考えていることやその行動は読むのは難しい。それが対面でないならば、なおさらのことだろう。

今、とある親子のLINEのやり取りが「ヤバイけどすごい」と、Twitterで話題になっている。

そのやりとりがこちら。

フリック入力を覚えた外出中の三歳児とLINEで普通に会話できてて感動してたら突然やばい報告が来た(Noおむつ)

このようなコメントとともに投稿された画像は、LINEのやりとりの一部。「何を買うの?」「アイス」といったかわいらしい親子の会話なのだが、3歳児がひらがなやカタカナをフリック入力してLINEを使いこなしているということにまず驚く。

投稿者も普通に会話できることに感動している中、続く会話が「おっシコデちゃた(おしっこ出ちゃった)」という予期せぬ報告だったのだ。この文章だけひらがなとカタカナが混ざっているところをみると、本人も少し焦っていたのだろうか。
 

父親:「なにか かいたいの?」
子ども:「そう」
父親:「なにを かうの?」
子ども:「アイスカウ」
父親 「いいね」「なにあじ?」
子ども:「イチゴアジ」「おっシコデちゃた」


この感動と驚きの様子を投稿したのは、0歳と3歳の子どもを持つお父さんのいえもりさん(@iewori)。

LINEのやり取りは、いえもりさんが自宅でリモートワーク中に、3歳の子どもはお母さんと一緒に幼稚園帰りにスーパーへ車で移動していた時のことだったという。なお、LINEで使った携帯電話はお母さんのものだそう。
 

このやり取りにTwitterでは「えー!お子さん天才ですね」「3歳でひらがな読めるのがすごい」といった3歳でありながら、ひらがなの文章で意思疎通ができていることに感嘆するコメントや、「やばいけど凄い!笑」「可愛さで悶えそうww」といった驚きの報告へのおもしろさを楽しむ人など、多くの反響があり、6万以上のいいねがついている(12月4日時点)。

かわいらしい会話から一転する突然の“おもらし”報告。まさか何気ないLINEのやり取り中にそのような事態になろうとは、いえもりさんも思わなかったことだろう。

報告を受けた時いえもりさんは、その時どう思ったのか? そして、何より気になるのは、その後はいったいどうしたのか? 投稿者のいえもりさんに話を聞いた。

妻がテンパっているのを感じた

ーー今回の投稿の発端である、3歳のお子さんはどんな性格なの?

家族のことが大好きな優しい子です。勉強も体操も好きです。ひらがなは2歳半ばぐらいからひと文字ずつ読むのはできていましたが、今は文章としてスラスラ読めます。LINEのやり取りは、自分や相手の気持ちが文字になって届いたり送ったりするのが楽しいみたいです。

この記事の画像(4枚)

ーー最初は「普通に会話できて感動していた」とのことだが、LINEで会話できた感想を教えて

「おはよう」とか「だいすき」とか送っているのを見ていて、そろそろ会話できるだろうなとは思っていたので、正直そこまで感動ってほどではなかったです。「おー、ちゃんと質問に答えられてるなぁ」ぐらいでした。


ーーその後の驚きの報告。どう思った?

妻がテンパっているのを感じたので、シートの掃除の仕方を調べたり、どうフォローしようか考えていました。リモートワーク中でもうすぐ会議の時間だったので、早くなんとかしないととか考えていました。


ーーその後はどうしたの?

自分が子どもを受け取って風呂場で洗い、その間に妻が車のシートの掃除をしてくれていました。アイスを買いに行く気満々だったので渋るかと思いましたが、たまたま冷凍庫にイチゴアイスがあったので、それでなんとかしました。

急展開を迎えた報告
急展開を迎えた報告

「修羅場でしたマジで」と語るいえもりさん。報告を受けた時点で冷静にどうするのか考えていたために、迅速に対応ができたようだ。

ちなみに、その修羅場を作った3歳児は、ひらがな・カタカナ・アルファベット・小学1年生が覚える漢字もひと通り覚えているそうで、スマホもLINEの他、カメラで写真を撮ったり、知育アプリを使ったり、お絵かきアプリで落書きしたりとかもできるそうで、時代の流れを感じてしまう。

実は遠隔での会話は初めて

ーー投稿には多くの反響があるが?

笑ったとかかわいいとか言ってくれる人が多くて、つらかったイベントがこういう形に昇華されてよかったです。


ーーお子さんはこの反響に対して、どう反応してる?

伝えていないので特に反応はないです。文字認識に驚いている方も結構いたので、「○ちゃんはいつもいっぱい勉強しててすごいんだね〜」とは伝えています。


なお反響に喜んだいえもりさんは、その後お子さんとのLINEでの他のやり取りも続けて投稿してくれている。

父親:「(お子さんの名前)ちゃん ごはん たべたの?」
子ども:「うん」
父親:褒めるスタンプ
  「たくさんたべた?」
子ども:「ウン」「トイレいってくるよ」
父親:「がんばってね!」
子ども:「はい」

ーー子どもとLINEで会話ができてどうだった?

遠隔地で会話をしたのはたぶん初なので感慨深いです。文字だとそっけない感じですが、実際はその100倍しゃべるので成長が楽しみです。

他のやり取りでは絵文字も使っている
他のやり取りでは絵文字も使っている

今回のやり取りが“LINEでの初会話”だったといういえもりさん親子。感動と驚きのやり取りは、今後も忘れられない思い出の1つに刻み込まれたのではないだろうか。子どもの成長は早い。次はどういった会話をすることになるのか楽しみだ。

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プライムオンライン編集部
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