俳優の大東駿介さんが、訪れた街のうんちくや、まだ地元住民にも知られていないような魅力を探す「発見!てくてく学」。
今回訪れたのは、大阪の玄関口、新大阪エリアだ。
大阪市淀川区を中心とする新大阪エリアには、東海道新幹線やJR、大阪メトロの駅がある。旅行者やビジネス街で働く人など、1日40万人以上が行き交う街だ。
仕事でたびたび新大阪駅を通るという大東さんだが、駅の外のことはあまり知らなかったという。
大東駿介さん:意外と知らない。(駅の)中でいつも完結させようとするけど、この周りにもグルメがいっぱいあるんですね。それめっちゃ知りたいわ。
そんな新大阪エリアには、ビジネスマンたちを魅了するコスパ抜群な絶品ランチの名店が集結!
行列に並んでも食べたい極上中華に、数々の著名人も愛するお好み焼き店の“変わったとん平焼き”とは?
■ビジネス街には“絶品ランチ”がたくさん
早速調査スタート!
地元の男性に声をかけると、このあたりは会社やホテルが多いビジネス街だと教えてくれた。
男性の好きな店は「一番どり」の「テンカラ」を挙げる。
ジューシーな唐揚げが15個ほど入ったテンカラ定食がおすすめ!
この日のお昼は「五番館」のカレーを食べに行く予定だった。
大東駿介さん:すごい、数字づいてますね!あと2、3、4あれば…。

■グルメな視聴者から名店情報ゲット!
続いて声をかけたニシヤマさんという女性は、「てくてく学」を見て紹介された店に足を運んだこともあるという視聴者!大東さんも大喜びだ。
中華料理店「真水無香」の酢豚や、ラーメン店「人類みな麺類」、イタリアン店「チェーロ」など、おすすめを次々と挙げてくれた。
さらに、こちらもおすすめだという「時屋」は、7年連続で食べログのラーメン百名店に選ばれているつけ麺専門店だ。
濃厚な豚骨魚介のつけ麺や、あっさりと食べられる鶏つけ麺を求めて、全国からファンが訪れている。
大東駿介さん:すごい!きょう一緒にロケしないですか?『ニシヤマ&大東のてくてく学』で。

■客の9割が注文「こだわり麻婆豆腐」
働く人が多いビジネス街だからこそ、新大阪エリアは実はランチの激戦区になっているのだ。
大東さんが気になったのは、新大阪で40年近く愛されている中国料理「ファンファン」だ。平日のランチどきには長蛇の行列ができるほどの人気店だ。
高級すぎず大衆すぎない、“ちょうどいい中華”をモットーに、厳選した上質な食材で、日本人の好みに合わせた中国料理を提供している。
ランチでは、お客さんの9割が名物の麻婆豆腐を注文する。最後まで温かく食べられるように、石鍋をぐつぐつに温めて提供している。
大東駿介さん:うまい!めちゃくちゃ辛いねんけど、旨味が凝縮してるって感じ。パンチ力がすごいな!。
他の店では味噌を使う麻婆豆腐が主流だが、この店では黒豆をペースト状にした自家製の豆鼓味噌を使っている。油もすべて手作りだ。

■廃業危機を救ったのは“お客さんの愛”
一気に人気店となったファンファンだが、実は8年前に廃業の危機に直面していた。
元々はボウリング場が入る建物の3階で30年間営業していたが、建物の取り壊しで立ち退きとなったのだ。移転先のあてもないまま、閉店を余儀なくされた。
そんな店を救ったのが、お客さんのクラウドファンディングだ。約200万円の資金が集まり、5カ月後にいまの場所へ移転することができたのだ。
味を変えないため、休業中も従業員に少しでも給料を払い、店に残ってもらったという。なんといまでも当時のスタッフが多数働いている。
オーナーの田中俊文さんが一番覚えているのは、旧店舗の最終日だそうだ。
田中俊文さん:『いつまた復帰すんねん』とか、『どこで出すねん』とか、『ご苦労様です』とか、そのたびに涙が…。
この日は300人ほどが列をつくったそうだ。田中さんが30年守ってきた味とお客さんとの絆は、子供の頃から父の姿を見てきた娘の千草さんが2代目を受け継いでいる。

■“大阪イチ”著名人が集まる!?お好み焼き店
次に向かったのは、大阪イチ著名人が集まるといわれるお好み焼き店「登美子」だ。
洲本登美子さんが1981年に開いた店で、ことしで45年になる。
現在は、息子の耕次さんが2代目店主として店に立ち、82歳の登美子さんも、月に1回ほど店を手伝いに来るそうだ。
店には野球選手がよく訪れ、試合のない移動日に立ち寄ることが多いという。
武井壮さんも、大阪での撮影前に時間があると食べに来るそうだ。
駅の真裏にある好立地で、大阪での最後の食事に「登美子」に立ち寄るお客さんが多いため、耕次さんはお客さんの新幹線の時間を頭に入れて料理を出している。

■豚肉が苦手な一家が考えた「オンリーワン」のとん平焼き
「登美子」の名物はとん平焼きだ。
ところが耕次さんによると、実は家族全員、豚肉を食べないのだそうだ。
洲本耕次さん:けど豚肉、家族全員食べへんから。苦手!
実は登美子さんはとん平焼きを食べたこともなかった。
それでも、お好み焼き屋にはとん平焼きが必要だと考え、オリジナルを生み出したのだ。
普通は卵で豚肉を包むが、「登美子」では分厚い豚肉と、潰した卵を一緒に焼き上げる。特製の醤油だれをかけ、ねぎをたっぷり乗せたら完成だ。
大東駿介さん:もう全然思ってるとん平焼きとちゃうぞ。
洲本耕次さん:オンリーワン。
卵で包まないため、豚バラの脂が落ちて、意外とあっさり食べられる。
大東駿介さん:シンプルやけど、ちゃんと関西を感じられるこのソース。これ、登美子でしか食べられへん。

■2人の子供を育てるため昼夜働いた登美子さん
開店した1981年頃、このあたりの道路は砂利道で、オフィスもなく、人も歩いていなかったそうだ。
洲本耕次さん:『いつ潰れるんや』と言われていた。
両親が離婚したあと、登美子さんは2人の子供を育てるため、昼も働きながら夜にこの店を営んだ。
大東駿介さん:強いお母さんですね。(店名に)自分の名前背負って、私がこの子たち支えていくんやっていう決意が見えますもんね。
洲本耕次さん:感謝してる。
登美子さんの人柄と料理の評判は少しずつ広まり、全国からお客さんが訪れる店になった。現在は耕次さんが、母に負けない力で店を守っている。
大東駿介さん:『登美子』に来たら、登美子さんと耕次さんが作ってくれたとん平焼きを食べるという時間が魅力的。いまでこそ伝えた大阪の人情が新大阪にありました。
(関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」2026年10月22日放送)


