福岡県議会で「百条委員会」のメンバー15人が決まり、議案可決から3週間でようやく始動しました。
一方で、人選を巡り、内部からは懸念の声も上がっています。
6日午後、福岡県議会で開かれた、主要5会派の代表者らによる会議。
話し合われたのは、10月17日に設置が決まり、金銭授受疑惑や高額な海外視察の実態を議会自らが調べる「百条委員会」のメンバー15人の決定です。
前回の会議では、議長・副議長経験者を除く6人の議案提案者と、残る9人を各会派から1人ずつ選ぶことを決めていました。
◆福岡県議会 大島道人 議長
「関係会派から委員の届け出がありましたので、議長において、お手元の一覧表の通り選任することといたします」
6日の会議では、各会派の推薦した15人を大島道人議長が承認してメンバーが決定し、「百条委員会」が設置されました。
一方、その人選を巡っては懸念の声も…
委員になったのは、「蔵内議長の辞職勧告決議案」に対し、「採決中止」を求める緊急動議を出した林泰輔県議です。
林県議は当時、自民党県議団に所属していましたが、SNSの匿名アカウントを使って同僚の県議に攻撃的な投稿をしたことが発覚。
林県議に対する問責決議案が提出される事態となり、自民党県議団を離れて1人会派を設立していました。
林県議が委員になったことに対し、議案の提案者は…
◆日本維新の会 塩生好紀 県議
「問責を受けた県議が、重要な調査を担う『百条委員会』の委員になるのは、ふさわしくないと思う。『中立性』をどのように県民の皆さんに示していくかが重要になってくる」
議案の可決から3週間で設置にこぎ着けたものの、その人選を巡って疑問の声も上がる「百条委員会」。
代表者会議では、このほかに証言者や委員への不当な誹謗中傷を防ぐため、要望があれば「非公開」とする運用基準の策定を委員会に求めるとしています。
調査の詳細は今後15人の委員で議論され、初会合は来週にも開かれる見通しです。
林県議と同じく、少数会派から百条委員会の調査委員に選ばれた栗原悠次県議は、林県議の選出について次のように話しました。
「林県議はもともと百条委員会の設置に反対していた上に、匿名アカウント問題で問責決議を受けて、『炎上目的だった。冷静さを欠いていた』と話していたので、調査委員にはふさわしくないと思い説得したが、本人が譲らなかった。時間がないのでやむなく『くじ』となり、林県議が選ばれた」
こうして、委員の選出を巡っても揺れている百条委員会ですが、最大の焦点である「調査の開始時期」はまだ決まっていません。
いつ開始するか、そして公開か非公開か、このあたりを委員に選ばれた15人が来週以降に初会合を開き、決めていくということです。
