国内外で日本食の店を展開している『銀座おのでら』が、熊本県産の米や芋を使ったオリジナルの酒造りに挑戦しています。
プロジェクトは収穫の秋を迎え、これから仕込みへと移り本格的な酒造りが始まります。
黄金色に実った稲穂。10月13日、阿蘇市の田んぼで稲刈りが行われました。
【銀座おのでら 木村吉孝社長】
「唯一無二の酒が出来るんじゃないか」
東京に本社を置く『銀座おのでら』は、『銀座から世界へ』をコンセプトに、寿司や天ぷらといった日本食の店を国内外で32店舗運営しています。
母体のオノデラグループは東京・豊洲市場のマグロの初競りでこれまでに6回、一番マグロを落札。
銀座おのでらは熊本市にあるたちばな酒店の協力で、日本食に合うオリジナルの日本酒や焼酎を造ろうと2026年5月、県内で原料となる米や芋の苗を植えました。
【千代の園酒造 本田裕理代表】
「ことしあちこちの水田が被害に遭っているのを見て、稲穂が実っていること自体が本当にありがたい」
この田んぼでは酒米の山田錦が収穫され、山鹿市にある千代の園酒造が赤酢のシャリに合う日本酒を造ります。
また、天草市にある畑では天草酒造の芋焼酎の原料となるタマアカネを収穫。
掘った芋はその日のうちに仕込みが行われ、蔵元も期待を寄せます。
【天草酒造 平下豊社長】
「東京までは何とか(販路が)広がった感触はあるが、もっと世界を考えると銀座おのでらの世界に向けた発信とともに一緒に連れて行ってもらって、いい焼酎を造って熊本や天草の良さを発信したい」
水上村にある松下醸造場でも、焼酎に使うタチハルカの収穫が行われました。
【松下醸造場 松下直揮代表】
「唯一無二というか、銀座おのでら専用の球磨焼酎を造っていこうと」
熊本の土と空気で育った米や芋が収穫されそれぞれの蔵元でいよいよ本格的な酒造りがスタート。
熊本の水と酵母、そして杜氏たちの手を借りて、2027年春に出来上がった酒は、国内外の店舗で提供されることになります。
