戦争の実相を後世に伝える建物の保存に向けた動きです。
解体が計画されている熊本市東区に残る旧・三菱熊本航空機製作所の保存活動を行う団体が調査を行うための要望書を県などに提出しました。
【くまもと戦跡ネットワーク 高谷和生代表】
「当時の生の声、記録に頼れない時代その中でも今に伝える戦争の遺跡」
陸上自衛隊健軍駐屯地に残る旧・三菱熊本航空機製作所の第一組立工場。
1942年昭和17年に着工し終戦までに重爆撃機『飛龍』を46機生産したとされています。
県内に現存する唯一の軍需工場の建物で北側から一定の光を取り入れる三角のノコギリ屋根や鉄骨の接合などに特徴があります。
陸上自衛隊は、老朽化のためこの建物の解体を計画しています。
くまもと戦跡ネットによりますと図面は残っておらず「建物の構造についての基礎資料を作った上で協議に入りたい」として戦跡や建築分野の専門家による予備調査を計画。
健軍駐屯地に『調査実施の要望書』を、県や熊本市などに職員の派遣など『調査への支援を求める要望書』を提出しました。
【くまもと戦跡ネット 高谷和生代表】
「どこがオリジナルでどこがあとで改修されたところか資料を見るだけでは(保存に向けた)協議が進まない。協議を進めるためにも資料をつくる必要がある」
くまもと戦跡ネットは2027年1月にも調査を行い「協議する上での資料として活用したい」としています。
