注目のアメリカの中間選挙。複数のメディアが上院・下院ともに民主党が過半数を獲得することが確実になったと伝えました。
38年ぶりに民主党の勝利が確実となったテキサス州から松浦武司記者の報告です。
■長年「共和党の牙城」だったテキサス州で38年ぶりに議席を奪還することが確実に
【松浦武司記者】
つい数時間前まで民主党の支持者が集まる開票イベントが行われていて、大変な熱気でした。
民主党が上院・下院ともに多数派を奪還することが確実になると、会場では周りの声が聞こえないほど、大きな歓声が上がっていました。
さらに、テキサス州でも民主党候補が議席を獲得する結果となりました。
当選確実となったタラリコ候補は民主党の新星として注目。
2年前の大統領選でもトランプ氏が大差で勝利するなど、長年「共和党の牙城」だったテキサス州で38年ぶりに議席を奪還する快挙となりました。
午後10時すぎに当選確実が報じられると、涙を流して喜ぶ人の姿もありました。
訪れていた支援者は「ようやくテキサスを取り戻すことができた。腐敗していたテキサスを変えていってほしい」と話していました。
■なぜ牙城が崩される結果になったのか
なぜ牙城が崩される結果になったのでしょうか。
【松浦武司記者】「投票所で取材をしていると、『前回の大統領選ではトランプ大統領に投票したが、物価は上がる、給料だけは上がらない』といった声が聞かれました。
トランプ政権への期待が高かっただけに、落胆した支援者も多かったのが今回の結果に結びついたのかもしれません」
■トランプ大統領は自身のSNSに『VETO』と刺繍された赤いキャップ写真を投稿
トランプ大統領は、開票前は負けを認めないのではという見方もありましたが、現地メディアに対し『中間選挙の結果を受け入れる用意がある』と答えたということです。
ただ、3時間ほど前には自身のSNSに『VETO(拒否権)』との文字が刺繍された赤いキャップの写真を投稿しました。
コメントは一切無く、真意は不明ですが、今後の議会運営において、民主党が提出する法案などに反対する可能性もあり、今後の動きが注目されます。
いずれにしても、民主党が上下両院を掌握したことで、トランプ大統領は政権後半の2年間、議会運営が難しくなるほか、政権への調査や追及が強まるものとみられます。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年11月4日放送)
