ウクライナとロシアで、住民向けの警報アプリが相次いでサイバー攻撃を受け、放射線の危険や核攻撃を知らせる偽の情報が配信されました。
ウクライナメディアによりますと、1日夜、ミサイルなどによる攻撃の危険を住民に知らせる空襲警報アプリに、「放射線の危険」や「化学兵器による攻撃」などの偽の警報が表示されました。
さらに、核弾頭を搭載できるロシアの中距離弾道ミサイル「オレシュニク」が飛来するという偽の情報も配信されました。
ウクライナ空軍は、「放射線の脅威はない」として、住民に冷静な対応を呼びかけました。
ウクライナ政府の機関は、ロシア側が警報アプリをハッキングしたと主張しています。
一方、ロシア非常事態省も2日、警報アプリが大規模なサイバー攻撃を受け、住民に偽の情報が配信されたと発表しました。
ロシア西部のボロネジ州などでは、核弾頭が発射されたとして、食料を備蓄し、地下室に避難するよう促す偽の通知が届いたということです。
非常事態省によりますと、サイレンやテレビ、ラジオを通じた警報システムには影響がなかったということです。
また、ロシアメディアによりますと、ロシア連邦統計局のウェブサイトもハッカー集団によるサイバー攻撃を受けました。
ハッカー集団は、統計局から大量のデータを盗み出し、その中にはウクライナ侵攻でロシア側が受けた損失に関する情報も含まれていると主張しています。
一方、統計局は、10月29日から11月1日にかけてサイバー攻撃を受けたことを認めたものの、法律で保護された情報の流出は確認されていないと説明しています。
