日本時間2日、F1™メキシコシティグランプリの決勝が行われ、32歳でF1デビューを果たしたハースの日本人ドライバー平川亮は13位と健闘した。
平川は今シーズン、ハースのリザーブドライバーとして契約していたが、メキシコシティGP2日目となる現地時間10月31日、ハースは公式SNSで、ドライバーのエステバン・オコンに代わって平川が予選から出場すると発表。急きょ平川のF1デビューが決まった。
ハースは交代の理由について説明しておらず、オコンとチームとの摩擦があったと指摘する報道も出ており、次戦以降も平川が出場するのか、注目される。
平川は現在32歳。F1公式サイトによると、2014年にF1デビューしたアンドレ・ロッテラー以来の、最年長F1デビューとなる。
出場決定後のインタビューで、平川は「本当に大きな驚きでした」と率直な気持ちを話した。その上で、「僕はリザーブドライバーとして常にここにいますし、それが役割です。いつでも準備はできていました。ずっと夢見ていたことで、今日その夢がかない、今日は予選、明日は決勝に出場します。本当にこの12時間はあっという間でした。準備しなければならないことが多くありましたし、チームのみんなが僕を助けてくれました。チームには本当に感謝しています」と話した。
1994年生まれの平川は、日本でのカート選手権からキャリアをスタートさせ、フォーミュラチャレンジ・ジャパンや全日本F3選手権、スーパーフォーミュラで活躍。2022年以降、トヨタ・ガズー・レーシングから世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦した。世界耐久選手権総合優勝やル・マン24時間制覇など数々の実績を上げ、2023年にマクラーレンとリザーブドライバー契約を締結。アルピーヌを経て2025年からハースのリザーブドライバーを務めていた。
F1デビュー戦となるメキシコシティGP決勝で、平川は18番手からスタート。2回セーフティカーが出動し赤旗で40分ほどの中断もあった荒れたレースとなったが、終盤にウィリアムズのカルロス・サインツとアレクサンダー・アルボンを抜き去るなど、順位を5つ上げて13位でフィニッシュ。大健闘を見せた。
今週末に開催される次戦のブラジル・サンパウロGPでは、オコンが復帰するのか、平川が連続出場するのか、別のドライバーが出場するのか、明らかになっていない。
32歳の遅咲きデビューで大健闘を見せた平川が、活躍の場を再び掴めるのか、注目だ。
