各地で新米の販売が本格化する中、JAが新たな取り組みを始めている。それがコメのドライブスルー販売だ。コメの消費拡大へ試行錯誤を行っている。
コメの消費拡大へ“ドライブスルー販売”!?
新潟市江南区のJAの低温倉庫前に絶え間なくやってくる車。行われていたのは、新米の“ドライブスルー販売”だ。

JA新潟市の長谷川富明代表理事組合長は、この狙いについて「今年は残念ながら農家の仮渡し金・概算金について、そんなに高い値段を出せないという状況になったが、そういう状況の中でも米の需要・消費を喚起したいと企画した」と説明する。

コメの在庫が積み上がる“コメ余り”を背景に、JAから農家への支払いの目安となる仮渡し金は26年産の一般コシヒカリで60kgあたり1万8500円と、前年と比べ1万円以上下がる事態に。
こうした状況を受け、コメの需要を喚起しようとドライブスルー販売が企画された。
安さ&積み込みの負担ゼロに「今後もあれば利用したい」
ドライブスルーの現場では、注文を受けた職員が重たいコメをトランクに積み、運転手は車を降りることなくコメを購入することができる。

コメは品質低下を防ぐため玄米の状態で、いずれも30kgで、新之助で1万4000円、コシヒカリで1万3000円、こしいぶきで1万2000円と特別価格で販売された。
利用者からは、その安さに加え、購入の際の負担の少なさを歓迎する声が聞かれた。
「とても便利だと思う。係の方も親切でいいと思う」「積み込みもしてもらえるので、何にもすることがなくてよかった」「なかなか30kg持つのだって、80歳超えたから大変。今後こういうのがあったら利用したい」
長谷川代表理事組合長は「新潟市産のコメをたくさん食べてほしいということを消費者の皆さんに訴えたいというふうに思っている」と話した。
このドライブスルー販売は11月18日に新潟市北区でも行われる。

