高村光太郎の詩集『智恵子抄』で「ほんとの空」があると詠われた福島県二本松市。
澄んだ空の下で、芸術に触れ、歴史ある温泉でほっと癒やされて、ちょっと気になる新グルメまで楽しめる。そんな欲張りなお出かけへ!
■智恵子にふれる街歩き
洋画家・高村智恵子は、明治19年に二本松市で酒造業を営む長沼家に生まれました。彼女が中学卒業まで過ごした「智恵子の生家」には、琴や機織り機、蓄音機などが残され、当時の暮らしの息づかいが感じられます。
現在、市内では生誕140年を記念したイベントが開催中。
2026年11月24日までの『高村智恵子レモン祭』では、普段は公開されていない「智恵子の部屋」が土日祝限定で見学できます。
二本松市智恵子記念館では、夫・高村光太郎の詩集『智恵子抄』の資料とともに、現存する油絵3点を特別公開。山梨県・清春芸術村所蔵の『樟』が初展示されるなど、見逃せない内容です。
さらに、にほんまつ城報館では智恵子が制作した「紙絵」24点を公開。
11月21日には生家のライトアップも予定されていて、昼も夜も楽しめる街歩きができます。
《智恵子の生家》二本松市油井字漆原町36
【開館時間】9:00~16:30(入館は16:00まで)
【休館日】水曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
【入館料】高校生以上 410円、小中学生 210円
■絶景の客室風呂
安達太良山のふもとに広がる岳温泉は、平安時代から続く名湯。
その中でも最も高台にある「ながめの館 光雲閣」は、名前の通り“ながめ”がごちそうです。
この秋注目なのが、リニューアルされた特別客室「粋月(すいげつ)」。
最上階にある客室には源泉かけ流しの温泉風呂が備わり、阿武隈山系の雄大な景色を独り占めできます。
夜には星空や月が広がり、ゆったりとした時間が流れます。
日帰り入浴も可能で、「美肌の湯」を気軽に楽しめるのも魅力です。
《ながめの館 光雲閣》二本松市岳温泉1-85
【電話】0243-24-2101
◇宿泊プラン例:粋月(源泉かけ流し温泉風呂付き)1泊2食 36,300円~(1日1組限定/2人1室利用時)
■イチゴで味わうハンバーグ
イチゴ農園「まるなかファーム」が運営する「まるなカフェ」に、秋の新メニューが登場しました。
まず注目なのが 「サルシッチャハンバーグ」。
最大のポイントは、自家農園のいちごを使った特製いちごソース。ジューシーなハンバーグに、いちごの甘酸っぱさがふわっと重なり、胡椒の香りが後から追いかけてくる…新しいおいしさに出会える一皿です。
もう一つの新作は 「いちごのパンケーキ」。
ふわふわの生地に、甘いいちごソースとはちみつ、冷たいアイスがとろり。農園カフェならではの“イチゴづくし”で、午後のごほうび時間が完成します。
《まるなカフェ》二本松市油井字無地ノ内30-1
【電話】0243-24-8019
【営業時間】11:00~15:00(L.O.14:30)
【定休日】月・火(祝日は営業)
◇サルシッチャハンバーグ 1,760円(スープ・サラダ・デザート付)
◇いちごのパンケーキ 990円
芸術、温泉、そして新しい味。二本松市には、気軽に行けてしっかり満たされる“お出かけの理由”がそろっています。
ほんとの空の下で、心に残る一日を過ごしてみませんか。
