福島テレビ・斎藤恭紀気象予報士の解説によると、28日の福島県内は16年ぶりとなる強烈な冬の寒気が流れ込み、標高1000m以上の山では雪化粧や積雪、平野部でも瞬間20m前後の突風が吹き荒れる見込みです。
■強烈寒気 山は雪・平野は強風に警戒
27日夜の雨雲通過後、上空に強い冬の寒気がどっと流れ込みます。28日午前9時には、平野部で雪の目安となる「上空1500mで-6℃」の寒気が東北北部まで南下。秋田上空に-6℃以下が流入するのは16年ぶりで、12月並みの強さです。
県内でも標高1000m以上の磐梯山や安達太良山などで雪化粧し、土湯峠や駒止峠、大峠などの峠越えでは積雪のおそれがあります。峠道などを車で運転される方は、冬用タイヤの準備が必要です。
さらに、等圧線の間隔が非常に狭い西高東低の冬型の気圧配置が強まります。県内は木枯らしが吹き荒れ、瞬間で20m以上の突風が吹く見通しです。収穫前のリンゴなどの落果対策や、強風による車のドアパンチに十分注意してください。JR磐越西線(郡山〜会津若松)では9時頃から16時頃にかけて強風による遅れや運休が発生する可能性があるほか、東北本線などもダイヤ乱れに注意が必要です。特に風が収束しやすい磐梯熱海周辺は横風に警戒してください。
■あすのエリア別天気
【会津地方】
奥会津を中心に冷たい雨が降り、裏磐梯など標高の高いエリアでは午後にみぞれや雪となる所があるでしょう。北塩原村は最高気温5℃・最低気温3℃と真冬並みの厳しい寒さになります。峠道を通る際は積雪に注意し、冬用タイヤを装着してください。
【中通り】
北部・中部は晴れ間が出ても山から強風に乗って雨粒が飛んでくる「天気雨」となりやすく、虹が見られるチャンスもあります。一方、郡山市周辺など中部の平野部でも瞬間20m前後の突風が吹き荒れる見込みです。南部は白河周辺で強烈で冷たい「那須おろし」が吹き荒れます。最高気温は11℃〜14℃前後にとどまり、11月下旬並みの寒さとなるため、コートやフリースなどの暖かい冬支度が必要です。
【浜通り】
青空が広がる「浜通りブルー」となりますが、風が強く吹き荒れ、波は2mのち1.5mとぐちゃぐちゃな風波(風浪)が立つでしょう。日差しがあっても強い北西風に熱を奪われ、温もりをほとんど感じられない一日になりそうです。
今夜のうちに暖房器具の準備や冬服の用意を済ませておきましょう。
※2026年10月27日放送の福島テレビ・テレポートプラスの天気コーナー「福テレ空ネット」からの抜粋記事。気象情報は放送時(午後6時半時点)のもの。最新の予報をご確認ください。
