福井県内で、神社の屋根から銅板が盗まれる被害が相次いでいる。10月に入り、解体業の男2人が逮捕された。県内では他にも被害が確認されており、警察は一連の事件について関連を調べている。
男らが狙ったのは、いずれも宮司が常駐していない神社だった。
銅板500キロ(時価120万円相当)屋根から引き剥がす
窃盗容疑で逮捕されたのは、福井市加茂緑苑町の21歳の解体業の男と、同市本堂町の同じく解体業の26歳の男。
男らは9月18日から26日の間に福井市中手町にある樺八幡神社で、本殿の屋根材の銅板約500キロ、時価120万円相当を剥がして盗んだ疑いが持たれている。
銅の価格高騰を受け、県内では複数の神社が屋根材の窃盗被害を受けていて、今回盗まれた銅板の一部も、すでに金属買取業者に売却されたことが分かっている。
調べに対し男らは「身に覚えがない」と容疑を否認している。
地域住民らが氏子となっているこの神社に宮司はいなかった。
別の神社での同様の容疑で1人を再逮捕
逮捕された2人のうち21歳の男は、南越前宇津尾にある「八幡神社」でも、本殿や本殿と拝殿をつなぐ廊下の屋根に使われていた銅板(時価100万円相当)を剥がして盗んだとして再逮捕された。盗んだ銅板はすでに売却したというが、調べに対し黙秘を続けている。
この神社にも、宮司は常駐していなかった。
事件の背には、銅の価格高騰があるとみられている。
県神社庁によると、県内ではこのほか少なくとも2カ所の神社で銅板が盗まれる被害が確認されていて、警察は一連の犯行の関連も含めて捜査を進めている。

