台風30号から変わった温帯低気圧や前線の影響で、福岡県内の各地ではまとまった雨が降った。水不足が続くなか、ダムの貯水率に変化はみられたのか?
冠水した道路でトラブルも発生
10月26日午前8時過ぎの福岡市天神。断続的に降り続いた雨の影響で道路には水溜まりができていて、歩道にも広がっていた。

26日の福岡県内は、台風30号から変わった温帯低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となり、昼過ぎまで雨が続いた。
北九州市小倉南区では冠水した道路で車が動けなくなるトラブルも発生し、レッカー作業が行われる一幕もあった。
車の所有者は「いきなり、すごい深いところに嵌ってしまって、エンジンが切れました。よく水溜まりになるとは聞いていましたけど、あんなに川みたいになったのは私は初めての経験」と驚きを隠さなかった。

「非常に厳しい状況には変わりない」
各地で雨による混乱が広がる一方で、福岡・朝倉市の江川ダム。10月23日までの貯水率が17.7%と県内のダムで最低の貯水率だった。

2026年2月には、約50年振りにダムに沈んだ村が出現するなど渇水が深刻化し、一時は貯水率が回復したものの雨が少なく再び落ち込んでいた。

今回の雨で26日午前9時時点(取材時)の江川ダムの貯水率は18.4%と若干の上昇を見せたが、大幅な回復には至らなかった。

『水資源機構』の篠原亮二さんは「きのう(10月25日)からの雨は50ミリ程度。ダムの貯水率は僅かながらでも増えています。恵みの雨が降ったが貯水率は平年の3割程度ということで、非常に厳しい状況には依然変わりがないですね」と節水の協力を求める。まだまだ予断を許さない状況で渇水の解消にはまだ暫く時間がかかりそうだ。

台風シーズンはまだ終わらない
また気象庁によると、台風31号(インファ)は、26日午後3時現在、マーシャル諸島にあって、ゆっくりと西北西へ進んでいる。中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速は40m/s、最大瞬間風速は60m/sとなっている。

今後は、非常に強い勢力で小笠原近海に達する見込みで、中心気圧は940hPa、中心付近の最大風速は50m/s、最大瞬間風速は70m/sの予想だ。
(テレビ西日本)

