送電設備の点検など山あいでの作業が多い事業者にとって、クマからどう職員を守るかが課題となっています。地域のインフラを支える事業者を対象に、クマと遭遇した際の対応を学ぶ勉強会が26日、秋田県大仙市で開かれました。
勉強会には、東北電力ネットワークや日本郵便、JRの職員など約40人が参加しました。
はじめに県自然保護課の職員が、ツキノワグマの生態やクマに遭遇した際の対応について講義しました。
この中で職員は、クマ対策のスプレーには痛みで一時的にひるませる効果があることから、クマの目や鼻などの粘膜に向けて噴射することが大切だとアドバイスしました。
県自然保護課鳥獣保護管理チーム・柴田康平さん:
「スプレーは、あらゆる対策をした上で、それでも危ない状況で使うべき“最後の手段”」
このあと参加者は、練習用のスプレーを使い、クマを模した標的めがけて噴射する手順を確認しました。
参加者は普段から、送電設備の点検や郵便配達などで山あいでの作業の機会が多いといいます。
今回は、車から降りたときにクマと鉢合わせしたという想定でも、スプレーを使う手順を確認していました。
参加者:
「自分と同じ位の体格のクマが、猛スピードで向かってくるとなると動揺すると思うので、動揺しないように対応したい」
勉強会を主催した東北電力ネットワークでは、事業者同士で協力しながら、職員の安全確保につなげたいとしています。
