札幌市の公式ホームページが10月21日夜から閲覧できない状態になっています。ウェブシステムに使われるプログラム言語に重大な脆弱性が見つかり、不正アクセスなどを防ぐための緊急措置です。
札幌市によりますと、公式ホームページなどで利用されているスクリプト言語「PHP」の開発元から、外部から不正にプログラムを操作される恐れのある極めて重大な脆弱性が存在するとの情報が公表されました。
脆弱性の深刻度を示す国際的な評価基準「CVSS」で、最大値10のうち9.2という極めて高い数値が示されていました。
修正プログラムは日本時間の21日午後11時に公開される予定で、札幌市は修正プログラムが適用されるまでの間に悪質な攻撃を受ける可能性があると判断し、予防的措置として21日午後9時からサーバーを一時停止しました。
現時点で不正アクセスの痕跡やシステムの改ざん、個人情報の漏えいといった被害は確認されていません。
公式ホームページの停止中は、通常のURLにアクセスすると自動的に緊急時の簡易サイトに切り替わる仕組みになっています。緊急情報などはこの簡易サイトのほか、市の公式SNSでも発信するとしています。
復旧の時期について札幌市は「修正プログラムの適用作業とシステムの動作検証、セキュリティ評価を実施し、安全性が確認され次第、早期の再開を目指す」としていますが、具体的な見通しは示していません。災害情報や緊急情報については、X(旧Twitter)の札幌市広報部公式アカウントでも随時発信されます。
