大型で猛烈な台風30号は、21日現在、沖縄の南を北西へ進んでいます。
最大瞬間風速85m/sと倒壊する家があるほどの暴風が吹いており、米軍の太平洋台風警報センターでは、この台風を「スーパー台風」としています。
このあと暴風域を伴ったまま沖縄の西へ進み、その後は進路を大きく東寄りに変える見通しです。
先島諸島では今週末にかけて非常に強い勢力で接近するおそれがあり、大雨や暴風、高波に警戒が必要です。
高気圧が東へ離れ、進路に変化
台風が本州方向へ進路を変える理由の一つとして、高気圧の位置の変化が考えられます。

台風は自ら進む力が弱く、周囲の気圧配置の影響を受けながら進みます。
特に高気圧の縁に沿うように移動することが多く、進路は高気圧の位置によって大きく左右されます。
現在、日本の東にある高気圧は次第に東へ離れる予想です。これによって台風の進路を阻んでいた壁が弱まり、本州方向へ進みやすくなります。
前線付近では台風接近前から大雨のおそれ
来週にかけて台風が本州へ近づく見込みですが、その進路上には前線が停滞しています。
台風周辺の暖かく湿った空気が前線に流れ込むことで、台風が接近する前から前線の活動が活発化する可能性があります。
このため、前線付近では大雨となるおそれがあり、台風の進路だけでなく前線や低気圧の動向にも注意が必要です。
【執筆:フジテレビ気象センター・気象予報士 岡部茉莉】

