シカの出没が止まらない。
札幌市では10月19日に続き、20日もシカが住宅街に現れた。
交通量の多いエリアに居座るシカ
ケガをして動けず、アパートの敷地内にとどまっているとみられている。
「駐車場の塀の内側から、シカが顔をのぞかせています。体がほとんど隠れていて、大きさは確認できません」(東木場緋香記者)

札幌市中央区北1条西20丁目のアパートの敷地内。
近くには幹線道路もあり、交通量の多いエリア。
20日午前8時30分ごろ、通行人から警察に通報があった。
警察によるとシカはオスで、前足にけがをしていて、その場にとどまっているとみられる。

19日には札幌市東区伏古6条3丁目の住宅の庭にオスのシカが入り込み、一時居座った。
JR苗穂駅から北東に約3キロの住宅街。
夜のうちに、いずれかに立ち去ったとみられる。
円山公園内を悠々と歩く2頭のシカ
こちらは10月12日の札幌市中央区の円山公園の映像。
園内を悠々と歩く2頭のシカ。

犬の散歩中に遭遇したという。
すぐ近くの道路を車が走行している。
車に「角を突き立てる」ようなしぐさを見せるシカも
札幌市だけではない。

こちらは、北海道東部の根室市。
大きな角のある2頭のシカ。

まるで信号待ちをするかのように立ち止まり、車に角を突き立てるようなしぐさも見せた。
なぜ、この時季に出没が増えるのか。
「この時季のシカは、人間が人間に見えていない」
シカの生態に詳しい専門家は。
「シカにとって、この時季は発情期。極端に言うと、動いているものはみんなライバルのオスか、もしくは探し求めているメスに見える。メスのいない所に出てくるのは、あぶれているオス」(奈良大学 立澤史郎教授)

2025年度の札幌市内のシカの出没通報件数は114件。
2026年度も、これまで89件に上っている。
北海道内では2025年度、過去最多となる約18万頭のシカを捕獲している。
この時季のシカの特徴は。
「この時季のシカは、人間が人間に見えていない。自分に向かってくるものはオスジカだと思い、角で突っかかってくる」(奈良大学 立澤教授)
札幌市ではシカを見かけても興味本位で近づいたり、刺激したりしないよう呼びかけている。
なぜ札幌市街地にシカが出没?
なぜ札幌の市街地にシカが出没するのか?奈良大学の立澤史郎教授によると…

・そもそもシカの頭数が多い
・川や緑が充実しており札幌は街に出やすい環境
・街では駆除しにくい
などがあげられる。
