今、冬眠前のクマの出没が各地で相次いでいます。
山梨・大月市で16日に撮影された映像では、柿の木近くの茂みから1頭のクマが現れ、それを追うように子グマも飛び出してきました。
母グマはすぐに奥の茂みに入り姿が見えなくなりましたが、子グマはとどまり続け、物干しざおをたたいて追い払おうとしましたが子グマは逃げません。
すると、手前の茂みの中からもう1頭、子グマが現れる様子が確認できました。
音楽家・あだち麗三郎さん:
朝7時ごろに洗濯物を取りに出て、ガサガサとした音がなって、大きな鳥かと思ってスマホで撮ろうとしたら、動画を回してよくよく見たらクマ。恐怖を感じる暇すらない。
秋の深まりとともに各地で出没が相次ぐクマ。
紅葉の名所として知られる栃木・日光市では20日、64歳の男性がクマに襲われ、けがをしました。
男性は、数人で山の中に設置してある雨量計の回収に向かう途中、背後からクマに襲われました。
太ももをかまれるなどして病院に搬送され、軽傷だということです。
現場近くの店の従業員は「救急車と消防車行ったから事故かなと話してた。そしたらクマ、クマなんだってびっくり」と話しました。
日光市では、紅葉シーズンに多くの観光客が訪れる“いろは坂”の近くでも9月、クマが出没。
21日、地元の人に話を聞くと「1人で山の方歩く時は鳴らしながら歩く、栃木県の警察のアプリ」と話し、観光客は「正直怖い。クマ対策のスプレーだったり、鈴だったりを用意しておいたほうがいい」と警戒している様子でした。
クマの目撃は神奈川県のベッドタウンでも。
秦野市では10月11日から市街地近くの弘法山公園付近で相次いでクマが目撃されています。
県が設置したセンサーカメラには、10月13日から18日にかけて、複数回クマが写っていたということです。
弘法山公園付近のクマの出没情報を受け、近くの小学校では集団下校が行われているということです。
公園の近くにある温泉施設では、利用者からの問い合わせの連絡が来ているといいます。
名水はだの富士見の湯・富田康夫館長:
「クマ出たけど大丈夫?」「閉まらない?」という心配の声はいただいていて、閉めた方がいいのかなという思いもありました。
市は、周辺のパトロールを強化するとともに、捕獲用のおりを設置し警戒に当たりました。
そうした中、19日夜、クマ1頭がおりの中に入っているのを確認。
クマは体長1.36メートル、体重101.3kgのオスのツキノワグマで、目撃情報のあった個体とみられるということです。
市の担当者:
タグをつけた個体がまた戻ってきているようなら殺処分といった対応になるが、今回はタグがない個体だったので、トラックに乗せて奥山に放獣してきた。
