笹川博義・原子力防災担当大臣(環境大臣とクマ被害対策担当大臣兼任)と三ッ林裕巳・内閣府副大臣が10月17日、北海道の鈴木直道知事と面会しました。
笹川大臣は冒頭、11月6~8日にかけて行われる、後志地方の泊原子力発電所の事故を想定した国の原子力総合防災訓練などを説明し、続けてクマ対策にも言及。その中で日本最悪の獣害事件「三毛別(さんけべつ)ヒグマ事件」を「みけべつ」と言い間違えました。
笹川大臣は、2025年に自民党の対策PTの座長を務めた経験を述べた後、「北海道は特にヒグマ対策の長い歴史もありますし、座長を引き受けるにあたり、『羆嵐(くまあらし)』という本、『みけべつ』の最大の獣害事件の小説を読ませていただいて、取り組みをスタートさせていただきました」と発言しました。
「北海道はそういう(獣害の)歴史もありますので、改めて、北海道におけるクマ対策の取り組みなども勉強させていただいて、同時にまた、対策にしっかりとつなげてまいりたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いします」と話しました。
鈴木知事は、今年のクマの目撃件数が2025年を下回っているとしながらも、「対策を着実に進めていきたいと考えています」とコメント。そのうえで「十分な予算を確保いただくことを含めまして、市町村の取り組み、道の取り組みに対する継続的な支援を賜りますようお願い申し上げます」と、笹川大臣と三ッ林副大臣に要望しました。
三毛別ヒグマ事件は、北海道留萌地方にある苫前村三毛別(現・苫前町三渓)の開拓地で1915年(大正4年)12月、体重380キロの巨大なヒグマに住民が次々襲われ、胎児を含む7人が死亡し、3人が重傷を負った日本最悪の獣害事件です。
冬眠できないヒグマの危険性や獲物への執着の強さなどが教訓として伝えられており、町ではこの悲劇を忘れないようにと、事件現場の復元や、事件を後世に伝える「苫前くま獅子舞」の活動などが行われています。
