2025年8月に大雨で甚大な被害を受けた秋田県仙北市で16日、集落の孤立を想定した訓練が行われました。
この訓練は、2024年1月に発生した能登半島地震で多くの集落が孤立したことを教訓に、2025年から国や県、市町村などが共同で実施しています。
2回目となる今回は、2025年8月に大雨による川の氾濫や浸水などで甚大な被害を受けた仙北市上桧木内地区で行われました。
訓練には23の機関から230人余りが参加し、前日からの大雨により国道で土砂崩れが発生し、地区が孤立状態になったとの想定で行われました。
道路が寸断されて救助要員などの到着が遅れることなどを想定し、地域住民が自ら簡易テントを設置するなどして避難所の設営を行いました。
この他、衛星通信機器を使用し、避難所の状況を災害本部とリアルタイムに共有する手順も確認しました。
訓練に参加した男性:
「ここ上桧木内地区は去年8月に災害があり、今回の訓練でみんなが気持ちを新たにしたと思うので、非常に有意義な訓練だったと思う」
孤立集落の救助などにはヘリコプターの存在は欠かせませんが、16日はあいにくの雨となり、訓練に使用できない想定外の状況になりました。
県総務部・米田裕之危機管理監:
「ヘリコプターも来られないという中で、公助の手が届くまでどのようにして自助・共助でしのいでいくかを、改めて訓練に参加した皆さんにも感じてもらったので、この訓練の成果・発見の一つだと思っている」
県は、2027年以降も孤立集落の対応訓練を続けることにしています。
