秋も深まり、キノコ採りのシーズンを迎える中、新潟市で毒キノコの見分け方などを学ぶ講習会が開かれた。新潟県内では今季すでに食中毒が発生していて、専門家は注意を呼びかけている。
正しい知識身につけて!新潟市で“キノコ講習会”
「世界で名前がつけられているのは2万種類らしい。日本で名前がついているのは3000種類」
新潟市西蒲区で開かれていたのは、キノコ講習会。
食品衛生協会岩室支部が毎年開いていて、2026年は42人が参加し、毒キノコの見分け方などを学んだ。

「色のきれいなキノコは毒がある」「縦に裂けるキノコは食べられる」など聞いたことがありそうな言い伝えは科学的根拠がないため、正しい知識を身につけることが大切だ。
シイタケに似ている“ツキヨタケ” 県内で最も中毒例多く…
日本菌学会の松本則行さんは「新潟県は毒キノコの中毒も比較的多い県。広いから山もたくさんあるので、たくさんの毒キノコが出る」と話す。
県内で最も中毒例が多いのがツキヨタケだ。見た目はシイタケに似ているが、食べると下痢や嘔吐を引き起こすという。
10月8日にもこの毒キノコであるツキヨタケを誤って食べたことによる食中毒が発生していて、新潟県は『毒きのこ食中毒発生注意報』を発表している。

そうした被害にあわないよう、採ってきたキノコを専門家に鑑定してもらう参加者の姿も。
様々なキノコを見た参加者からは「やっぱり気をつけようと思った」「毒を食べると命の危険もあるから、変なものは食べない、もらったものは食べない」などの意見が出た。
“AI判断”信じ食中毒も…「分からないキノコ食べないで」
近年はAIによる判断を信じて食中毒を起こした事例もあるとして松本さんは警鐘を鳴らす。

「毒キノコなのに『生食すれば毒だけど、加熱すれば食べられる』なんて書いてあったこともあり、間違ったこと書いているなと思いながら見ていた。キノコに関して調べることをAIにお任せするのはダメ。分からないキノコを食べてみるとか、人にあげるとかは決してしない」
正確に食用と判断できない場合は、採らない・食べない・人にあげないことを徹底することが重要だ。

