新潟県南魚沼市の道の駅の整備事業に関する契約をめぐり、便宜を図った見返りに業務委託先の業者から飲食店で複数回にわたり接待を受けた収賄の疑いなどで南魚沼市の職員の男ら3人が逮捕されました。
10月16日も多くの利用客の姿が見られた南魚沼市の国道17号に面する『道の駅南魚沼』。
さらなる利用者増加に向け、市の肝いり事業の一つとして2029年度のリニューアルオープンを目指し、整備が進められています。
この道の駅が贈収賄事件の舞台となりました。
【記者リポート】
「こちらの道の駅南魚沼の再整備事業をめぐって、市の職員が業務委託先から飲食接待を受けていた疑いが持たれているということです」
収賄の疑いで逮捕・送検されたのは、南魚沼市産業振興部主事の山口智弘容疑者(32)。
贈賄の疑いで逮捕・送検されたのは南魚沼市のコンサルティング会社テレコムベイシスの社員・石川卓容疑者(51)と一木幸之佑容疑者(35)です。
警察によりますと、道の駅再整備事業の担当者として業務にあたっていた山口容疑者は、事業に関する契約をめぐり便宜を図った見返りとして、去年5月から今年4月にかけ、6回にわたり石川容疑者と一木容疑者から飲食店で合わせて12万7000円あまりの接待を受けた疑いが持たれています。
市によりますと、市は2023年からこれまでテレコムベイシスと5つの業務委託契約を結び、市場調査や施設の運営支援などを受けています。
山口容疑者も同じ2023年から現在の業務に関わり、3人は定期的に会議などで顔を合わせていたということです。
職員の逮捕を受け、林茂男市長は…
【南魚沼市 林茂男 市長】
「事実だとすると大変遺憾。こういう事業が続いている時には、これまで以上にそういう業者さんとの接点があるわけなので、注意をするようにということは度重ねて言ってきたつもり。将来発展の大きな核となる事業だと思っているので、これについてはそういう影響がでないようにやっていきたい」
山口容疑者を知る職員は、その仕事ぶりについて次のように評価します。
【南魚沼市職員】
「結構、機転が利く人ではある」
【南魚沼市職員】
「普通によく仕事のできる人」
【南魚沼市職員】
「残念。市民の皆さんに申し訳ないの一言に尽きる」
一方、テレコムベイシスは委託を受けた業務について容疑者2人に任せていたとして会社ぐるみの関与を否定します。
【テレコムベイシス 新保賢 社長】
「初めての事業で専門性のあることなので、2人に依存をしていたことには間違いない。組織的に何かあったということは一切ない。関与していない。領収書を見ても、もちろんこれは割り勘をしたものなんだなという認識だった」
市職員の不祥事に市民は…
【市民】
「公務員としては絶対やってはいけない。ちょっとイメージが悪くなると思う。しっかりしてくださいということだけ」
警察は3人の認否を明らかにしておらず、業務委託契約に至ったいきさつなど事件の詳しい経緯を調べています。
