ウクライナ軍が使用するアメリカの軍事用衛星通信サービス「スターシールド」が一時制限され、ロシア軍に対する軍事作戦に支障が出ていることについて、ロイター通信は15日、制限の指示がホワイトハウス内部から出されていたと報じました。
ウクライナのベスクレストノフ大統領顧問は14日、アメリカのスペースXが提供する軍事用の衛星通信サービス「スターシールド」について、一定以上の速度で移動すると通信が途切れるなどの制限が事前の通知なくかけられたと明らかにしていました。
これについてロイター通信は、複数のアメリカ当局者らの話として、ホワイトハウス内部から国防総省に対し、ウクライナ軍向けの通信速度を制限するよう指示が出されていたと報じました。
ただ、誰が指示を決めたのかは明らかになっていません。
アメリカ政府高官は「大統領からそのような要請は一切なかった」と否定する一方、スペースXを率いるイーロン・マスク氏は14日、通信速度などの制限は「アメリカ軍、そして最終的には大統領が決定する」と説明しています。
今回の通信制限は、トランプ大統領が燃料価格の高騰を理由に、ロシアの製油所への攻撃をやめるようウクライナに求め、両国の関係が悪化する中で行われました。
通信制限によって、ロシア軍への攻撃やドローンを迎撃する作戦に支障が出たということですが、15日には通信機能が一部回復したと報じられています。
