サウジアラビアの空港が10日にミサイル攻撃を受けた瞬間を捉えた映像。
着弾の瞬間、画面全体が白くなり、その後、大量の煙が立ち込める中、多くの人がその場から立ち去ろうとしています。
攻撃を受けたあとの映像では、ターミナル内に警報音が鳴り響いていました。
攻撃を受けたのは、サウジの首都リヤドにある国際空港で、翌11日にも再び攻撃されました。
現地当局は、10日の攻撃でアメリカ人やバングラデシュ人などの外国人を含む13人が死亡、300人以上が負傷し、11日の攻撃でも1人が死亡、11人が負傷したと発表しました。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は11日、空港への攻撃を認めたうえで、「サウジアラビアの空港や領空は安全でない」と警告し、さらなる攻撃を示唆。
アメリカのトランプ大統領は10日、フーシ派への攻撃について問われ、可能性を否定しませんでした。
トランプ大統領:
(Q. 参戦する?)検討するつもり。(Q. いつ?)最近の攻撃を知ったばかりだから、素早く動く。
一方、サウジアラビアが主導する連合軍は、「民間施設への攻撃は戦争犯罪だ」と非難し、報復を宣言。
実際にフーシ派は11日、サウジ軍による空爆を受けたとして、破壊された車両や建物の映像を公開しました。
中東情勢の緊張が再び高まったことで懸念されるのが、第2の原油輸送ルートへの影響です。
野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏:
ホルムズ海峡を通じた原油の供給に大きな支障がある状態が続く中、紅海側からの原油輸入に日本が頼ってきた面がある。
イランとイスラエルの衝突によってホルムズ海峡が不安定化したことから、日本は、紅海側に回り込む輸送ルートも活用しています。
しかし今後、このルートも封鎖された場合、さらに高コストな第3のルートに頼らざるを得なくなる可能性があるといいます。
野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木内登英氏:
バーブルマンデブ海峡が事実上、封鎖されますと、スエズ運河からアフリカを回って輸入するしかなくなってくるんですが、スエズ運河自体が非常に狭くて通航量が限られているのに加え、時間もコストもかかる。
親イランの武装組織フーシ派による攻撃について、イランのアラグチ外相は11日、サウジのファイサル外相と電話会談を行い、緊張緩和に向けた対話を支援する意向を示しました。
