WHO=世界保健機関は7日、ロシアのペスト対策研究所の職員が重い肺炎で死亡した問題をめぐり、新たに原因不明の肺炎を発症したと報じられた別の職員についても、ロシア当局に情報を求めました。
この問題は、ロシア東部イルクーツク州のペスト対策研究所に勤務していた女性職員が、原因不明の肺炎で死亡しペストに感染していた疑いが指摘されているものです。
ロシア当局は、これまでにWHOに対し、イルクーツク州では「ペストの感染例は確認されていない」と報告するとともに死亡した女性の接触者からは危険度の高い病原体は検出されず、全員の健康観察を終えたと説明したということです。
一方、WHOは、女性が重い肺炎を発症した原因や、公衆衛生対策のきっかけとなった病原体に加え、新たに原因不明の肺炎を発症したと報じられた別の職員についても、ロシア当局に情報を求めました。
テドロス事務局長は声明で食い違う報道を整理し、公衆衛生上のリスクを正確に評価するため、速やかで完全かつ透明性のある情報共有が重要だと強調しました。
