太平洋側を中心に台風の影響が出ています。
高波で道路が一時通行止めになりました。
さらに、台風から離れた場所でも道路が冠水。
一体何が起きているのでしょうか。
トリプル台風が列島に接近する中、神奈川県を襲ったのは高波でした。
一瞬、視界が真っ白になるほど目の前に押し寄せた高波。
巨大な波が道路に向かって押し寄せると、大量の海水が道路に打ち付けました。
神奈川県の湘南エリアと小田原を海岸線に沿って結ぶ西湘バイパスは、6日、高波の影響で一部の区間が通行止めとなっていました。
通行止めは30時間以上も続きましたが、7日正午、解除されました。
海の街・小田原を襲った高波。
水路からあふれた水で道路は冠水し、街はびしょぬれになりました。
防波堤を越える高波。
波はすぐ近くにある駐車場をのみ込もうとする勢いで、こちら側へと迫っていました。
小田原市の飲食店の従業員は、押し寄せる高波に恐怖を覚えたと話します。
高波を目撃した従業員は「すごかった。ある意味、見応えがあるというか、本当に波がおっかぶさるみたいな感じ」「振動が来るほど大きな音も出ててびっくり。今まで台風が来ていたが、そこまでの振動は感じたことなかった。危機感を感じた」と話しました。
相模湾でとれた新鮮な海の幸がたっぷりのった海鮮丼が人気の店は、6日の高波で急きょ、営業時間の短縮を余儀なくされたといいます。
浜屋 店長:
もうかなりのダメージで…。きのうの午後5時の段階で店を閉めた。通行止めとか、そのワード聞くだけで怖いので、ビクビクしながら帰った。
影響は江の島名物の“生しらす丼”にも。
台風の影響か、江の島の店舗には“不漁のため生シラスがございません”と掲示されていました。
高波の影響は関東屈指の温泉街がある熱海でも。
静岡の有料道路「熱海ビーチライン」は全線通行止めが続いていましたが、7日午後、解除されました。
熱海で人気のマリンアクティビティー「サップ」が楽しめるスクールは、港に置いていた機材などが高波でびしょぬれになる被害が出ていました。
さらに、6日と7日で予約が40人ほど入っていましたが、全てキャンセルしたといいます。
AtamiSup・山口明菜代表:
安全面を考えると、お客さんは初心者が多いので、怖い思いをしてまでやりたくないと思うので仕方なくお断りした。
一方、サーファーの聖地と呼ばれる茅ヶ崎市の海岸では、ビッグウェーブを求めてサーファーたちが集まっていました。
漁港に行ってみると、辺りは高波で流されてきたごみが散乱。
イセエビ漁で使う網にごみが引っ掛かり破れてしまうことを恐れ、7日、漁に出ることを急きょ中止したという漁師もいました。
雄満丸・田中雄太船長:
(波は)このへんまで…。それがあの先まで来た。ゴミがあった、一面に。やっぱり網はぐちゃぐちゃになって、波でゴミもとれるから、きょうは無理をしなくていいかな。これ(台風)が上陸したら怖い。
台風27号の影響で、一時、波浪警報が出された千葉県。
白波が打ち寄せていたのは千葉・銚子市の犬吠埼。
都内からの観光客:
確かに本当にびっくりもしたし、波が思ったよりも高くて。近くに行ったが映画みたいな感じで、本当にびっくりした。
一方、匝瑳市の海沿いの道路には、高波に運ばれたとみられる大きな木が転がっていました。
さらに、流されてきたごみが散乱するところも。
近隣住民:
すごい波だった。(木が陸に)上げるほどだから…。こんなゴミはなかった。
海沿いでサイクリングをしていた2人組。
道路が冠水し、先に進むことができません。
2人は結局自転車を押して歩くことに。
高波は茨城県でも。
午前9時ごろ、大洗町では波が防波堤を越える高さにまで迫っていました。
列島に近づくトリプル台風。
日本の東を北上する大型の台風27号は、徐々に日本から離れつつありますが、28号、29号はいずれも西へと進む予想で、特に29号は12日(月)に小笠原諸島に近づく恐れがあり、3連休中は再び高波に警戒が必要です。
