2人でも意気軒昂 「多弱」生き残るには
中道改革から民主改革に移動せずに無所属になった泉健太・元立憲民主代表が、同じ無所属の緒方林太郎議員と議員会館の部屋に2人で座ってテイクアウトのカレーを2人で食べている写真をX(旧ツイッター)に投稿した。

なんか「しょんぼり」しているように見えたので電話してみたら、「志士の会」という2人だけの会派を作ったという。他の会派から質問時間を融通してもらえるわけでもない厳しいスタートだが、地方議員、落選議員とも、そして現職とも連携して頑張っていきたいと意気軒昂であった。
中道改革にいた人たちの中には「自民にガチンコで負けたとは思わない」と負けを認めなかったり、「ネットのデマにやられた」などと他人のせいにする元幹部が多い中で、泉氏だけはきちんと反省し有権者や仲間に詫びていたので、この人を中道の代表にすればいいとコラムにも書いたことがある。
またコンビを組む緒方氏は民主党出身だが「世界一強い無所属議員」という異名を持つ人で2月の衆院選でも自民党の候補に勝っている。

この2人はなかなかいいコンビなので、この「志士の会」を中心に民主改革や参院の立憲民主の保守系議員らが再結集して新党を作り、国民民主党、チームみらい、公明などの「穏健保守」の野党と連携するのが一番いいと思う。
民主改革の小川淳也代表は5日、高市総理の国会出席の見直しについて、「毎週党首討論に出てきなさい。それが出発点だ」と述べたのだが、残念ながら小川さんたちこそまだ出発点にも立っていないと思う。

民主改革と公明は衆院で統一会派を組んだのだが会派内で同じ投票行動が取れるのか。もしそれができないなら統一会派はまた破綻する。
中道改革は政策のすり合わせをおろそかにして見切り発車したため破綻した。今回も「出発」する前にまず政策のすり合わせという一番大事なことを先にやった方がいいと思う。
【執筆:フジテレビ客員解説委員 平井文夫】

