新しい橋の開通により11月から撤去作業が始まります。仙台市の広瀬川にかかる旧宮沢橋で、感謝を伝えるイベントが10月4日まで行われています。
記者リポート
「新しい宮沢橋の開通で撤去されることが決まっていて、現在通行止めになっている旧宮沢橋。イベント期間中だけは橋の上で思い思いに過ごせます」
このイベントは、河原町商店街など地元の有志たちが企画したものです。
橋の上では遊具が置かれていたり…、キッチンカーで飲食を楽しめたり…、好きな絵を描いたりすることもできます。
来客は
「楽しかった!」
「ヨーロッパミヤマクワガタとヘラクレスオオカブト(を書いた)。楽しい思い出になった」
宮沢橋の歴史は古く、1800年代後半、川に杭を打ち板を渡しただけの簡素な橋、「宮沢わたし」が始まりです。
度重なる水害で流出しましたが、1955年、コンクリートの橋脚を持ち、鋼材で作られた「宮沢橋」が完成しました。
それから71年…地域の交通を支えてきました。
イベントの開催前日、実行委員会のメンバーたちが、人工芝を広げたりのぼりを立てたり、最後の準備に追われていました。
メンバーの1人千葉昇二さんです。河原町商店街で、コメの販売店を営む千葉さん。同じ思いを共有する仲間たちとともに、およそ2カ月前から旧宮沢橋の“最後の舞台”を模索していました。
千葉昇二さん
「旧宮沢橋を渡れる橋の上にいられる最後になるので、多くの人が最後、宮沢橋で思い出を作ってほしい」
イベントには多くの人が訪れ、橋で過ごす最後の時間を思い思いに楽しんでいました。
来客は
「寂しい気持ちはあるが、今までお疲れさまという気持ちで、感謝の気持ちでいっぱい。思い出の橋」
イベントは10月4日まで開かれていて、夜は、ライトアップも…。3000球の電球が橋を彩ります。
多くの人の思いを乗せた旧宮沢橋。11月から撤去作業が始まる予定です。
