鹿児島県西之表市の馬毛島で、自衛隊基地の整備工事中に62歳の男性作業員がコンクリートミキサーに挟まれ死亡した。九州防衛局は約6000人が従事する島内での作業を一時中止し、安全点検を実施する方針を示した。馬毛島では過去にも工事中の死亡事故が起きており、安全管理のあり方が改めて問われている。
ミキサー清掃中に挟まれ、約3時間後に死亡確認
九州防衛局などによると、9月30日午後2時15分ごろ、馬毛島の生コンクリートプラントで清掃作業を行っていた大阪市の会社員・吉川理さん(62)が、ミキサーの上部に挟まれているのを同僚が発見した。
吉川さんは西之表市内の病院に搬送されたが、約3時間後に死亡が確認された。死因は内臓の損傷による失血死であった。
約6000人が働く島で作業を一時中止
九州防衛局は事故を受け、現在約6000人が従事している馬毛島での全作業を一時中止し、安全点検を行うとしている。また、鹿児島県は国に対して、原因究明と再発防止に取り組むよう口頭で申し入れた。
馬毛島はアメリカ軍の訓練移転を念頭に置いた自衛隊基地の整備が進む島であり、大規模な工事が続いている。
死亡事故はこれで2件目、1月にも安全点検
馬毛島の工事をめぐっては、2024年10月にも油圧ショベル機を運転していたスリランカ国籍の男性が排水用の穴に転落して死亡する事故が起きていた。工事中の死亡事故はこれで2件目となる。

2026年に入って1月に安全点検が実施されたことがわかっているが、今回の事故が発生したことは、現場の安全管理体制に根本的な課題があることを示唆している。原因調査の結果と、今後どのような再発防止策が講じられるかが注目される。
【動画で見る▶馬毛島基地工事 男性作業員が死亡 生コンクリートプラントでミキサーに挟まれる【鹿児島・西之表市】 】

