私たちの暮らしに密接に関わる食料品や飲料の値上げも、3000品目を超えます。物価高が続き、負担感が増す中、どんな工夫ができるのか?家計の節約法に詳しい専門家に聞きました。
仙台市宮城野区のスーパー「むらぬし」です。10月1日も多くの買い物客が訪れていました。
買い物客(Q.値上げラッシュ続いているが?)
「これはどこまでいくんだろう?怖いなと」
「無駄なものを買わないのは鉄則。工夫して生活しないといけない」
帝国データバンクによりますと、10月から値上がり予定の食料品や飲料は3000品目以上にのぼります。特に多いのが飲料や調味料、加工食品です。
ペットボトルや缶などの「飲料」では、キリンビバレッジが約5~18%の値上げ。「調味料」もエバラ食品のたれなどが最大18%、ヤマサ醤油もしょうゆやつゆを約5~16%、みそも一部商品が10~30%値上がりするということです。
他にも、東洋水産の生めんやチルド商品が約8~14%値上がり。「菓子類」も亀田製菓が「柿の種」など42品を約3~17%、湖池屋が「カラムーチョ」など20品を約5~8%、江崎グリコのビスコやプリッツなども値上がりします。
さらに、大きな価格改定があるのが酒類です。
買い物客
「安いうちに買っておけば良かった」
記者リポート
「酒類の中で1日から値上がりしたのは第3のビールや発泡酒、一方、ビールは安くなりました!」
その理由は酒税法の改正です。
350ミリリットルあたりの酒税が、10月1日からは全て約54円に統一されます。
これにより、ビールの酒税は9円ほど下がり、発泡酒と第3のビールは7円ほど上がります。
また、「酎ハイ」も7円の増税。
実際、むらぬしでも9月30日と10月1日の価格を比べると、ビールは値が下がり、第3のビールは一部据え置きのものもありましたが、値上がりしたことがわかります。
生鮮館むらぬし 村主芳治社長
「9月は発泡酒やハイボールなどが去年よりもだいぶ動いた。値上げになるので、その前に買いだめしておく」
消費者にとってはカテゴリーの境界がなくなり、「どのビールを選ぶか」への転換になりそうです。
家計の節約法に詳しい専門家は…。
家計の節約法に詳しい ファイナンシャルプランナー 西村和敏さん
「この機会に値段や味の好みも違いがあると思うので、普段買わないようなものを買って楽しむというのも、今回の改定で考えてもいいと思う」
また、値上がりする酒類への工夫としては…。
家計の節約法に詳しい ファイナンシャルプランナー 西村和敏さん
「瓶で濃い状態で買って、家で好きな割合で割るような買い方をしてもらうと、安く上がる可能性がある」
9月に続く値上げラッシュ。乗り切るためには来年4月から導入予定の食料品の消費税減税を見据えることも大切ということです。
家計の節約法に詳しい ファイナンシャルプランナー 西村和敏さん
「食料品の消費税1%が導入されるのは来年4月以降なので、それまでの間も物価が上がっていく可能性がある。そのため買いだめは半年をめどに、賞味期限、消費期限を半年以内、長くても1年以内におさえることが消費税減税まで考えられる対策かなと思う」
