転売目的で猛毒を盗み続けていた疑いが浮上しました。富山市の会社員の男が、勤務先の金属製品製造会社からシアン化金カリウム約800グラム(時価約1141万6000円相当)を盗んだとして逮捕されました。警察は数年前から買い取り業者に転売していたとみており、余罪があるとみて捜査を進めています。

「無断で販売している可能性がある」と通報
逮捕されたのは富山市に住む50歳の会社員の男です。
警察によりますと、男は今年8月頃から9月29日午前5時頃までの間に、自らが勤める市内の金属製品製造会社からシアン化金カリウム800グラム(時価合計約1141万6000円相当)を盗んだ疑いが持たれています。
9月下旬に被害関係者から「従業員がシアン化金カリウムを無断で販売している可能性がある」と警察に通報があったということです。
転売目的の犯行か 数年前から買い取り業者へ

警察によりますと、男は「シアン化金カリウムを盗んだことに間違いない」と容疑を認めているということです。
男は会社でシアン化金カリウムを取り扱う業務についていたということで、日常的に入手できる状況だった可能性があり、保管管理の状況について警察は捜査中としています。
警察は転売目的による犯行とみていて、男が数年前から買い取り業者にシアン化金カリウムを転売していることを確認し、余罪があるとみています。
体内に摂取すると命の危険がある猛毒
シアン化金カリウムは毒物及び劇物取締法で定める毒物で、体内に摂取すると命の危険がある猛毒です。
厚生労働省によりますと、シアン化金カリウムは白い無臭の個体で、体内に摂取するとめまい、耳鳴り、過呼吸、吐き気、嘔吐、胸の痛み、意識の混濁、強直性間代性けいれん、虚脱、頻脈、散瞳、昏睡の症状が起きる可能性があるということです。
(富山テレビ放送)

