東武鉄道は作業員ら4人が死亡した事故で、規程で決められた現場責任者が指揮をしていなかったなどとする中間報告書を提出しました。
東武鉄道は9月30日、栃木・鹿沼市の東武日光線・新鹿沼駅で作業員ら4人が除草作業中に特急列車と接触して死亡した事故に関する中間報告書を提出しました。
報告書によりますと、当日の作業を指揮する東武建設の現場責任者が、線路を移動しながらの作業経験がなかったことや作業員らと面識が少なかったことから、非番だったが現場に現れた経験豊富な同じ会社の上司に実質的な指揮を委ね、記録用写真の撮影をしていました。
そして、見張員の配置や退避位置など必要な確認が行われないまま作業が進み、上司の指示で列車が来る約5分前にホームの下の線路に立ち入ったということです。
この時に、疑問を感じた一部の作業員もいましたが、「意見を述べると怒られる」「余計なことを言うともめ事になる」として何も言わずに指示に従ったということです。
事故をめぐっては国の運輸安全委員会が原因を調査しているほか、警察も業務上過失致死の疑いで捜査しています。
