新潟県内で麻薬などの密売を繰り返していたグループの指示役とみられる23歳の男が逮捕されました。新潟県警によりますと、男の逮捕により密売グループは壊滅したということです。
覚せい剤取締法違反(営利目的所持)、麻薬及び向精神薬取締法違反(大麻等営利目的所持)の疑いで逮捕されたのは、岐阜県大垣市に住む無職の男(23)です。
男は別の男と共謀し、去年6月に上越市でMDMA0.335グラムを有償で譲り渡した疑いが持たれています。
また、今年6月中旬にも共謀の上、新潟市東区内の車内で覚せい剤0.673グラム、大麻を含む植物片14.34グラム、コカイン6.554グラム、MDMAなどの錠剤計21錠を営利目的で所持した疑いも持たれています。
押収された違法薬物の末端価格は合計で約37万円だということです。
男は愛知県を拠点としている密売グループの指示役とみられ、すでに逮捕されているグループの指示役1人と密売人4人の捜査の過程で検挙に至ったということです。密輸グループとして活動する以前から一部知人関係にありました。
警察は去年の春頃からグループが存在し、このグループから薬物を買った人が県内に相当数いると見ています。
SNS上に薬物を示す隠語などを用いた投稿を掲載し、その投稿に反応した購入希望者を投稿内のリンクから別のSNSに誘導。そこで、購入希望者と具体的なやり取りを行い、薬物の密輸をしていました。
密輸は郵送ではなく、手渡しで行われていて、移動販売のような形で行われていたことから今回の事案は珍しいケースだということです。
警察は捜査に支障が出るとして、男の認否を明らかにしていませんが、男の逮捕で密売グループは壊滅したと公表しています。
警察はこのグループがトクリュウ(匿名流動型犯罪グループ)とみて、薬物の入手方法や余罪の有無など調べを進めています。
