福井県内を襲った記録的な大雨から、29日で1カ月です。大きな浸水被害が出た坂井市丸岡町では街に日常が戻りつつある一方、住民の記憶にはあの大雨の光景が残っています。
田島嘉晃アナウンサー:
「坂井市、丸岡城のふもとです。記録的な大雨から、きょうで1カ月です。浸水被害が大きかったこの辺りのみなさんはどう感じているんでしょうか」
「あぁ、この通りはひどかったよ」
80代の男性がそう話すのは、丸岡城のすぐ近く。1カ月前、この地域は広い範囲で冠水しました。
水に浸かるなどの住宅被害は県内で1500棟を超え、坂井市だけでも800棟以上に上りました。
1カ月間で復旧作業は進み、街は大雨前の状態に戻りつつあります。
続いて出会ったのは、この地域に約25年間住んでいる男性。強い勢いで道路に水が流れ、自宅の前まで水が押し寄せた光景を、いまも鮮明に覚えています。
男性は「ここら流れがきつかった。向こうへ行こうと思ってもとてもじゃないけど行けないなと思った。避難しなさいとか、水が来るので車を持って行ってくださいといったアナウンスはなかった。アナウンスがあればもっと危機感を感じ取れた」と話します。
大雨から1カ月。その間も日本各地では大雨による被害が多発しています。
いつ、どんな行動をとるのか。あの日を経験した住民の言葉は、大雨の際の早めの行動について改めて考えさせます。
