国の登録有形文化財である県公会堂(岩手県盛岡市)は2027年に築100年を迎えます。県は9月28日、大ホールの座席を取り外し、多目的ホールにするなどとした保存活用計画の最終案を示しました。
県公会堂は昭和天皇のご成婚の記念として1927年に建てられ、皇族の宿泊施設や県議会の議事堂として使われた後、現在に至るまで文化施設として活用されています。
県では老朽化が進んでいることから、2025年12月に大学教授などで構成する協議会を設置し、保存や活用のあり方を検討してきましたが、9月28日の会合で最終案を示しました。
それによりますと、外観などは厳密に保存する一方、大ホールは約600の座席を取り外して、より多目的に使えるようにし、冷房などの空調を整える方針です。また見学のための順路の設定も検討するとしています。
県文化振興課・工藤一幸文化芸術担当課長
「足を運んでもらえる施設になるのが一番大事なこと。今後100年県民に愛されるような施設の整備を進めたい」
最終案は10月上旬、文化庁に提出され、策定となる見通しです。
