9月21日夜、薄暗い部屋の中に、押し寄せた泥水…。
千葉・佐倉市に住むクンチョロさん:
ヤバイヤバイ。水だらけだ。

これは、台風25号が関東に甚大な被害をもたらした21日月曜日、千葉県佐倉市に住むインドネシア人の男性が撮影した映像です。
同じアパートに住むスリランカ人の男性も緊迫の瞬間を撮影。

キッチンにカメラを向けると、水はガスコンロの高さまで迫り、冷蔵庫が横倒しになっている異様な光景。部屋から出ると、洗濯機が水に浮かび…辺り一面がにごった水で冠水していました。
その後、アパートの2階部分に避難したそうです。そして…。

救助隊:
一緒に避難しますか?避難、逃げる。
翌日、救助隊が助けに来ましたが、水が引いた夜まで2階部分で耐えしのいだということです。
高崎川が氾濫し最も多くの床上浸水被害が出た佐倉市。この週末には保険金などの申請で必要となる「罹災証明書」の臨時受付が行われました。

佐倉市職員:
床より上に来た?
クンチョロさん:
床からここ(胸のあたり)まで。
自宅アパートが浸水した様子を動画で記録していたインドネシア出身のクンチョロさんも申請に訪れていました。

2024年に来日し、建設会社に勤めていますが、漢字が並ぶ書類での申請は簡単ではありません。
佐倉市職員:
申請をもらった控え わかるかな?申請したよという証拠。
クンチョロさん:
パスポート?
佐倉市職員:
まあそういう感じかな?

クンチョロさん:
電子レンジとか冷蔵庫とか、エレクトロニックのもの(電気機器)全部たぶん壊れました。これからまだわかりません。とりあえず掃除して。
「還暦過ぎて…参っちゃいます」
佐倉市に住む62歳の宮本さんも罹災証明書を申請。

8月の千葉豪雨で床上浸水する被害を受け、再起を図ろうとしていた矢先に今回、また床上浸水する被害に遭いました。

自宅アパートが床上浸水した宮本さん(62):
還暦過ぎてるのに2カ月連続ですからね、参っちゃいます。
アパートで一人暮らしをしているという宮本さん。自宅に同行させていただくと…。
宮本さん(62):
ここが浸水の爪痕です。鍵穴の下まで来てるんです。

外に避難したくても水圧でドアが開かず、閉じ込められてしまったといいます。

宮本さん(62):
ここ(郵便受け)から、水圧で水が入って、ドアが開かないこと自体がパニックです。
部屋の中には未だ水たまりが残っていました。

宮本さん(62):
こんな状態です。まだ全然手つかずなんですけど…。よく報道でも見てる同じ光景が自分の家で出てるなんて夢にも思いませんでした。
寝室の床は8月の豪雨に続く浸水でダメージを受けたため、歩くと抜けてしまう可能性があるといいます。

宮本さん(62):
(冠水時)このベッドの上に乗ってたんですよ。だんだん水位が上がってきたので。

命の危険を感じながら宮本さんはベッドの上から周囲を撮影。一面が泥水に囲まれている恐怖の瞬間でした。
宮本さん(62):
8月13日(千葉豪雨)に床上浸水あったので、証拠写真を絶対に残そうと思って。
――罹災証明に役立つかもしれない?
そうそうそうそう。家財の被害に当たりますね。1000万(円)近くかかるでしょうね。

生活に欠かせない車も屋根まで水没してしまったといいます。
宮本さん(62):
水がまだ残ってる…。廃車手続きをします。もう直らない。
自力で部屋を片付けることは困難といい宮本さんは避難所に身を寄せています。

宮本さん(62):
還暦を過ぎている老人がどこまでできるのかそこがやっぱり不安ですね。
台風25号の影響残る中…26号が接近中
そうした中、現在、新たな台風26号が沖縄地方を通過し、本州の方へと北上。

停滞する秋雨前線にも影響し、再び、関東に甚大な被害をもたらす恐れがあります。

台風25号により堤防が決壊した、千葉県成田市の印旛沼周辺は、9月27日時点でも広い範囲が冠水。

印旛沼では24時間体制で排水作業が行われ、決壊箇所の復旧作業が進められています。
(「ノンストップ!」9月28日放送より)

