大雨が降る中ひざ辺りまで水に浸かりながら歩く人々。
大規模冠水に見舞われたタイの首都バンコクの様子です。
9月24日から降り続いた大雨により市内の至る所で冠水が発生し、市民生活に深刻な影響が出ています。
現地では水に浸かった道路上を、多くの人が車やバイク、さらにボートを使って移動しています。
2026年7月に現地でオープンしたばかりのベーカリーカフェの様子では、日本式生食パンなどを扱う売り場やキッチンなど店舗全体が浸水。
撮影する従業員の口からも「大変だ…もう無理だ…」と、悲痛な声が漏れます。
この映像が撮影されてから2日後、実際に店を取材するとキッチンの床にはまだ水が残っていました。
日本人経営者の来海さんに、浸水した当時の状況を聞くと「水はこのくらいまで来たので、慌てて厨房(ちゅうぼう)器具とか電気系を全部みんなで上に上げて」と話しました。
被害を最小限に抑えるため従業員総出で対応に当たった結果、パンを焼くオーブンなどは無事だったものの、営業再開の見込みは立っていないといいます。
シロクマヤベーカリー・来海祐次郎店主:
ここがメインのパン工場なので、他に支店があってもそこに送るものがまだ作れない。しばらく作れないってなると他の店舗も閉めなければならないので、ちょっとひどい。今回の洪水は。がく然としている状態。
バンコクでは今回の大雨により3人が死亡し、32万9000世帯、約70万人が被災したということです。
同じく大雨による冠水被害に見舞われているのが、アメリカ北東部に位置するニュージャージー州です。
強烈な温帯低気圧による暴風雨とともに、満潮時の高潮が重なり沿岸部の街を中心に被害規模が拡大。
大西洋に浮かぶロングビーチ島で撮影された映像には、冠水の様子とともに強い風の音が記録されていました。
海沿いの町、ストーンハーバーにあるレストランでは浸水からの営業再開に向け復旧作業を急いでいました。
今回の暴風雨によりニュージャージー州などでは一時、約10万軒の停電が発生し交通機関にも大きな影響が及んでいます。
