注目の米中首脳会談。
トランプ大統領は2日間にわたり、習近平主席の“異例の厚遇”を演出しています。
その狙いは一体何だったのでしょうか。
阿部桃子記者:
今、習近平国家主席がトランプ大統領に出迎えられていきます。
日本時間の25日午前9時ごろからアメリカ・ホワイトハウスで開かれた国賓晩さん会。
中国の習近平国家主席のテーブルには、実業家のイーロン・マスク氏などアメリカを代表する企業トップが同席し、習主席を歓迎しました。
異例のもてなしが目立つ今回の米中首脳会談。
トランプ大統領が自ら習主席を空港で出迎えたのに続き、機密性の高い情報が扱われる大統領専用ヘリコプター「マリーン・ワン」の中にも習主席を案内しました。
そして、首脳会談に先立ち、日本時間の24日深夜に行われた歓迎式典では、トランプ大統領から「第2次世界大戦で共に戦った我々の偉業を思い起こそう」という発言も。
異例にも中国を「第2次世界大戦時の同盟国」と表現しました。
これに対し、習主席も晩さん会で「80年以上前、米中両国民は日本の軍国主義の侵略者と戦った」と応じました。
過去の歴史に触れ、アメリカとの協力関係を強調した習主席。
加えて、パンダ2頭をアメリカ・アトランタの動物園に贈ると発表するなど“友好ムード”を演出しました。
中国の新聞は「歴史的な相互訪問」と成果を強調しています。
一方で、台湾問題やトランプ大統領が“SI”と呼ぶAI=人工知能などを巡る根本的な対立は残ったままとみられます。
そうした中、今回の首脳会談を巡ってはトランプ大統領が「激怒した」と伝えられる問題があります。
阿部桃子記者:
こちら、テレビ主要社の中継ブースなんですがCNN、ここには人の姿が全くありません。
「フェイクニュース」を流しているとしてCNNなど3社をホワイトハウスから閉め出したことにテレビ各局が反発し、習主席の歓迎式典などの生中継が見送られました。
