11年ぶりの5連休となったシルバーウィークが明けた。そんな中、異例の早さでインフルエンザの感染が拡大している。患者数は全国的に増加傾向が続き、東京都では注意報レベルに迫る状況となっている。医療現場では例年の数十倍の患者が確認されるなど流行が前倒しとなっていて、自治体の中にはワクチン接種を例年より早く始める動きも出ている。
例年の30倍 都内クリニックで“インフル”患者急増
11年ぶりに5連休となったシルバーウィークが明け、24日から日常が戻った。
しかし連休明けの今、警戒が必要なのが異例の早さで猛威を振るうインフルエンザだ。

シルバーウィーク2日目の東京都内のクリニックでは、待合室に多くの人が座り、せきの音も聞こえていた。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
インフルエンザに関しては、右肩上がりで増えている状況で、今は月に100人くらい来てます。 (例年の)30倍くらいにはなってると思います 。

例年9月は3~4人程度しか来ないインフルエンザの患者が、2026年は約100人と、30倍くらいになっているという。

この日受診した40代の女性は、のどの痛みとせきの症状を訴えていた。
検査の結果、インフルエンザA型が陽性。

また、鼻水と37度台の熱が出て受診したという高校生も、インフルエンザA型が陽性だった。
この高校生が通っている高校ではインフルエンザが流行しているという。

厚生労働省によると、インフルエンザの1医療機関当たりの患者数は12週連続で増加。
東京都では9月13日までの1週間に9.53人を確認し、注意報レベルの10人に迫っている。
2025年はこの時期、まだ1を超えておらず、同じレベルとなったのは10月下旬だ。
1カ月早い流行の背景 長雨や寒暖差が影響か
流行が2025年よりも1カ月早く進む2026年、一体何が起きているのだろうか。

いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
過酷な暑さと長雨、台風や豪雨もありました。こういうことにより、部屋の中に閉じ込められてる人が多かった。換気が不良になったり、運動不足・寝不足になったり。どうしても感染が広がりやすくなる。

長雨や寒暖差などが影響している可能性があるという。

こうした中、例年は10月から始まるインフルエンザワクチンの接種を、2026年は前倒しで始める自治体が増えている。

いとう王子神谷内科外科クリニックでも9月19日から接種を始めたという。
街でワクチンの接種について聞いてみると「去年は区から通知がきたので打ったけど、(今年は)まだ来ていないので来たら打とうと思う」「冬は冬で違う型がはやるかなと思うと、そのときに打った方がいいのかと迷ってる。様子見ているところ」といった声が聞かれた。
急拡大するインフルエンザ感染。
25日、最新の感染者数が発表される。
(「イット!」9月24日放送より)

