大型で強い台風25号が関東甲信地方への接近に伴い、気象庁は伊豆諸島北部にレベル5土砂災害特別警報を発表しています。これまでに経験したことのないような大雨となっていて、21日夜遅くにかけて最大級の警戒が必要です。
広範囲で記録的な雨量を観測
台風25号は、21日午後3時の時点で三宅島の南東約60キロに位置し、時速約30キロで北東へ進んでいます。中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径185キロ以内では暴風域が広がっています。
降り始めから21日午後4時までの降水量では、東京都大島元町で783.0ミリ、千葉県君津市坂畑で386.5ミリ、神奈川県三浦で296.0ミリなど、広範囲で記録的な雨量が観測されています。
21日に予想される1時間降水量は、伊豆諸島で最大80ミリ、関東地方北部・南部でそれぞれ最大70ミリに達する見込みです。
21日午後6時からの24時間降水量は、関東地方南部で最大200ミリ、関東地方北部で最大180ミリが予想されています。
風については、伊豆諸島で最大風速40メートル(最大瞬間風速55メートル)、関東地方の海上で最大風速30メートル(最大瞬間風速45メートル)が予想されており、一部の住家が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹く見込みです。
波の高さは、21日中に関東地方で8メートル、伊豆諸島で9メートルに達すると予測されており、いずれもうねりを伴った大しけ、または猛烈なしけとなるでしょう。
地域ごとの警戒点
気象庁は以下の点について厳重な警戒を呼びかけています。
◆ 伊豆諸島:21日夜遅くにかけて土砂災害に最大級の警戒。頑丈な建物内に移動し、屋内では窓から離れること
◆関東甲信地方:22日明け方にかけて土砂災害、21日夜遅くにかけて低地・地下施設への浸水および河川の増水・氾濫に厳重に警戒
◆関東地方の海上:21日夜のはじめ頃から夜遅くにかけて暴風に厳重に警戒
また、関東地方と伊豆諸島では線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性もあり、注意・警戒が必要です。

