高齢者の1人暮らしが930万世帯を超え、過去最多となっています。
離れて暮らす家族の異変にどう気づくのか。
進化した“見守り”の現場です。
離れて暮らす親にいつまでも元気でいてほしい…。
そんな思いから生まれた“見守り”があります。
いつも使う冷蔵庫や玄関のドアなどに取り付ける「まもりこ」。
一定時間、開閉がないと、スマホのアプリにアラートが届く仕組みです。
スマートフォンから通知が届くと、最終安全確認から経過した時間が表示され、「安否確認をしましょう」というメッセージが表示されます。
普段通りの生活を続けてもらいながら、異変があった時だけ家族に知らせる、そんな“お守り”のような見守りを目指して「まもりこ」と名付けました。
合同会社ネコリコ・山中泰介代表:
一回センサーを付けたら、あとは忘れていただいていい。普通に生活していただき、何かあったときだけスマホに通知が来ます。
プライバシーを守るため、カメラや緊急通報のためのボタンなどはあえて付けていません。
合同会社ネコリコ・山中泰介代表:
結構見守られる高齢者の方が「私だってプライバシーがあるから」や「まだまだ元気だから」みたいなことがあった。
こうしたサービスの背景にあるのは、1人で暮らす高齢者の急増です。
厚生労働省が2025年に行った調査では、65歳以上の単身世帯が930万世帯を突破し、1986年に調査を始めて以来、過去最多となりました。
そうした中、高齢者の見守りは自治体でも行われています。
東京・昭島市では65歳以上の1人暮らし世帯を対象に「水道スマートメーター」を新たに設置。
水道の使用状況に応じてメールが送られます。
毎朝、初めて水道を使ったときは“元気メール”。
8時間以上使っていない場合や、2時間以上水が出続けている場合は“異変メール”が届きます。
また、東京・小平市では申請があった世帯を対象に、トイレなどの白熱電球を“見守り機能付きのLED電球”に交換。
点灯の動きがない場合は、見守り事業者が電話で生活状況の確認を行います。
お互いに負担にならない選択肢を知ることも、大切な家族の見守りにつながります。
