四国電力送配電に勤める19歳の男性社員が9月、社内でパワハラを受けたと訴える手紙を残し、転落死しました。
その男性の両親がFNNの取材に応じ、悲痛な思いを明かしました。
一輝さんの母親・松岡美紀さん:
強くはおれん…おれんなって…。泣きやむ日が来るのかなって…。きっと何日たっても泣きやむ日はこないかなって。
死亡したのは、四国電力送配電の社員・松岡一輝さん(19)です。
9月9日、徳島・上勝町にある送電用の鉄塔での作業を終えて下りる途中に足場から転落。
病院に搬送された後、死亡が確認されました。
その後、一輝さんのかばんから見つかったのが直筆の手紙。
そこには、先輩社員からパワハラを受けていたことなどが書かれていました。
一輝さんの手紙:
飲み会の時、未成年で酒が飲めないかわりに「食え」って言われて、アレルギーなのにほぼ強制的に食わされたときは、舌はかゆいし吐きそうで心身共に死にそうだった。
FNNの取材に応じた一輝さんの両親は、苦痛を訴えるこの手紙を読んだ際の心境を口にしました。
一輝さんの父親・松岡徹さん:
(手紙は)初めの文章ぐらいで読めないようになってしまって。本当にこんなことがされたのか真実が聞きたい。
母親の美紀さんは取材中、一輝さんと過ごした何気ない日々を振り返る中で、涙をこらえ切れなくなりました。
一輝さんの母親・松岡美紀さん:
声もいつか多分忘れてもくる。今はまだ覚えていても、多分1年2年…何年かたったら忘れちゃいますもんね、声だって。ずっと覚えておけるかな。泣いたらいけないって本当に思うんです。けどやっぱしゃべったら…こういうことをしゃべったら無理だよ…。
両親は一輝さんの死後、会社に対し事実関係の調査や第三者委員会の設置などを求める要望書を提出しました。
そして、18日…。
一輝さんの母親・松岡美紀さん:
毎日(遺影を)触ってしまう。(本人に)触れない。触ることができんのやなぁ、一輝。
一輝さんの遺影を手に待つ両親のもとを、四国電力送配電の関係者が訪れ、中間報告書を手渡しました。
会社側は今回の中間報告書で今後、詳細な調査を行うとしましたが…。
一輝さんの父親・松岡徹さん:
一週間待ってこの答えはちょっと納得がいかない。
一輝さんの母親・松岡美紀さん:
納得は到底できるものじゃない。
四国電力送配電は、調査結果をしかるべき時期に報告する考えを明らかにしました。
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