いわゆるLGBTQなど性的マイノリティへの理解を深め、誰もが自分らしく生きられる社会を目指すイベント、『とやまプライドマーチ』が来週富山県内で初めて開催されます。10年以上にわたり当事者の支援活動を続けてきた実行委員に思いを聞きました。
性の多様性を象徴するカラフルな旗などをかかげ、誰もが自分らしく生きられる社会を呼びかけるパレード。性的マイノリティの尊厳を訴えるプライドイベントです。
1970年頃にアメリカで始まった運動で北陸では2021年に初めて石川で開催され、地方都市にも広がっています。
今月21日に県内で初めて開かれる「とやまプライドマーチ」。
富山市の中心商店街を50人から100人の規模で歩きます。
この日、歩くルートのチェックをしたのは、実行委員のなかがわさんと、さわさん。
それぞれ、10年以上にわたり、当事者の支援や啓発活動を続けてきました。
*とやまプライドマーチ実行委員 なかがわさん
「2015年くらいからダイバーシティラウンジ富山という団体で活動していて、居場所を作ったりイベントをやったりしていたんですけど、当時は富山でプライドイベント、パレードというのは、あまり考えにくかったんですよね。あまりその頃はいわゆるLGBTという言葉もそこまで浸透していなかったりとか、今もゼロではないが差別とか偏見とかが強く今と比べたらあった時期かなと思って」
地道に活動を続けていくうち、県内でも3年前に同性婚や事実婚カップルの関係を公的に証明する「県パートナーシップ宣誓制度」が始まるなど、少しずつ社会の変化を感じてきたと言います。
*とやまプライドマーチ実行委員 さわさん
「県のパートナーシップ制度もできたりとか、少しずつ変わってきているなとは思っているんですけど、親に話したけど真剣に聞いてくれないとか、なかなか自分のことを話せないという話とかもあって。もう一歩前に出る活動というか、皆さんに分かりやすく伝えるものとしてパレードがいいかなと思いました」
*とやまプライドマーチ実行委員 なかがわさん
「私自身がいわゆる地方都市のパレード、特に青森とかによく行ったりしていますけど、そういった大都市部ではないところのパレードをいろいろ見て、その土地に合わせたやり方が進めていければ何かしらできる形はあるんじゃないかということで」
開催に向けて実行委員会は、商店街の店舗を訪ね、理解と協力を呼びかけてきました。
*竹嶋昆布専門店店主 伊藤章江さん
「お客さんにもこれ知ってるよ、と言われます。プライドマーチの」
*とやまプライドマーチ実行委員 なかがわさん
「メディアでも取り上げていただいて、他のお店にも張っていただいてすごくありがたい」
*竹嶋昆布専門店店主 伊藤章江さん
「たぶん今までは富山の人が都市部に行って参加することはあっただろうけど、その逆で今度富山でやるっていうのは、すごい時代が動いてるんだなというふうに思いました」
イベントのスローガンは「わたしたちはここ(富山)にいる」地方で暮らす性的マイノリティやその支援者の存在を実感し、つながりを感じられる場を目指します。
*とやまプライドマーチ実行委員 さわさん
「富山と書いて「ここ」と読むんですけども。既にいろいろな人が富山にいるし、こうやってパレードをすることで自分たちの存在とか応援したいと思ってくれる人の存在を感じていただけるようになるといいのかなと思っています。」
*とやまプライドマーチ実行委員 なかがわさん
「富山に既にいろいろな、多様な人がいて、LGBTQに限らずいろいろなマイノリティの属性を持っている人が既にいるということと、それを支えたい、支えようとしている人もいるということを、富山県内の人はもちろん、富山を離れた、既に富山にいるのがしんどくて離れたという方にも伝わるようなイベントにできるといい」
実行委員会では、『パレードを直接歩くだけでなく、沿道から手を振ったり、心を寄せたりすることも一つの参加の形なので、温かく見守ってほしい』と話していました。
とやまプライドマーチは今月21日午後1時、ユウタウン総曲輪からスタートします。
