奥田交番襲撃事件の富山県警の初動対応の不備を巡る裁判で、遺族が最高裁で再び審理するよう上告受理を申し立てました。
これまでの判決などによりますと、2018年の事件では、元自衛官の島津慧大被告(30)が奥田交番に押し入り、警部補をナイフで刺殺。奪った拳銃で警備員の中村信一さん(当時68)を射殺しました。
支部への入り込み中村さんの妻は「パトカーで避難を呼びかけていれば、夫の命が奪われることはなかった」と主張。
県警の初動対応に重大な落ち度があったとして、県に損害賠償を求めています。
しかし今月2日の控訴審判決では中村さんが亡くなったのは「常軌を逸した犯人の行動と、中村さんの不運」などとして遺族側の控訴を棄却しました。
そして15日、中村さんの妻が判決を不服とし、最高裁に上告受理を申し立てました。
上告受理は、「控訴審判決が最高裁判例に違反する」などの理由で申し立てるもので、今後受理されれば、改めて最高裁で審理されることになります。
