9月20日から動物愛護週間が始まります。家族同然に暮らしてきた最愛のペットが最期を迎えるとき、その別れ方について考えたことはありますか?県内で行なわれているペットの葬儀を取材しました。
(河野亜耶記者)
「こちらでは、人の葬儀を行ってきた経験を活かし、ペットの葬祭も行っています。飼い主にとって大切なペットをどのように見送っているのでしょうか」
宮崎市佐土原町にある内藤葬祭。1969年創業の葬儀社が今年5月から始めたのが「ペットの葬祭」です。きっかけは、動物葬祭ディレクターを務める内藤絢太さん自身が経験した愛猫との別れでした。
(内藤葬祭 内藤絢太さん)
「私の実家で飼っていた猫が今年の2月に亡くなってしまって、その時は(ペット葬祭を)始めてなかったので、違うところに(愛猫の葬祭を)させていただいたんですけど、しっかりとお別れが出来なかったというところで、人間の葬儀をしている私たちがやることで、しっかりとしたお別れができるのではないかと」
最期を大切に、しっかりとお別れをする。その思いは、人間もペットも変わりません。
(内藤葬祭 内藤絢太さん)
「ペットも家族と捉えられてる方がすごく多いので、私自身は、人間の葬儀もペットの葬儀もかける愛情というのは、変わらないかなと思っています」
内藤葬祭は全国でペットの葬祭を展開する「ペットの旅立ち」のフランチャイズに加盟。火葬からお骨上げ、ペットの体を美装する「エンゼルケア」や祭壇設営も行っています。中でも、大きな特徴が「訪問火葬」です。
(内藤葬祭 内藤絢太さん)
「ご自宅にお伺いして、この車の中で火葬から収骨まで全てできるような形の車です。ここにペットを置いてあげて中の方に入っていく形になっているので、中に入れて閉めて火葬スイッチを押す」
高齢の飼い主など、施設まで連れて行くことが難しい場合にも、訪問火葬なら、自宅で見送ることができます。
(内藤葬祭 内藤絢太さん)
「有休を取って火葬できる場所へ持っていくということではなくて、私たちがお伺いする側なので、少しの合間でペットの葬儀から火葬が出来るのが良かったですという声はいただいている」
これまで13件のペットの葬儀を行いましたが、およそ8割が訪問火葬でした。
宮崎市に住む児玉さん夫婦は、17年間一緒に暮らした愛犬を、2週間前に内藤葬祭で見送りました。
(ペットの旅立ちを利用 児玉頼夫さん)
「クーシーというと、にこってする感じ、常に笑ってる子だったと思います」
(ペットの旅立ちを利用 児玉広子さん)
「多分天国で走ってると思います。3カ月ずっと歩けなかったんで」
飼い主が、ペットに「ありがとう」を伝え、心を整理するための時間。
(ペットの旅立ちを利用 児玉広子さん)
「感謝の気持ちですね。この子に、犬のかわいさというものを教えてもらったので」
内藤さんはその時間も、大切な「見送り」と考えています。
(内藤葬祭 内藤絢太さん)
「この写真を見ると、あの時のことが頭の中にはよみがえりますし、かわいい姿見ると泣きそうになる。もっともっと、頑張ってやっていかないといけないんだと思った」
