列島各地で久しぶりの晴れ間が広がりました。
18日連続で雨が降っていた東京で、待望の青空です。
一方、日本の南の海上で新たな台風が発生する見込みで、シルバーウィークに影響を及ぼす可能性が出ています。
久々の晴れ間となった14日。
東京都心では最高気温32.2度を観測し、真夏日となりました。
また、最高気温33.2度を観測したのは埼玉・熊谷市。
東京・浅草でも、久しぶりに日差しが復活しました。
一方、秋雨前線の影響で大雨に見舞われたところも。
秋田市では14日朝、冠水した道路を、水しぶきを上げて車が次々と走行。
側溝からは、排水しきれなくなった雨水が至る所で噴き出していました。
また、塀の隙間から勢いよく雨水が噴き出す場所も見られました。
冠水した住宅街では、水の深さが大人のふくらはぎの辺りまで達していました。
中には手前でUターンする車も…。
近隣住民:
(午前)7時半からだんだん強くなってきて、こういうふうな感じになっちゃった。車が通ると家の中まで雨入って、雨水が上がってくる。
道路の冠水は、秋田市内の別の場所でも。
冠水した道路を、車が水を押しのけるようにして走行していました。
撮影者:
左側の車線の方はもう、タイヤは半分以上は埋まっている感じ。長いときで500メートルぐらいはそういう状況になっていた。ここまでヒドいのはなかなか見ないなと思って。
秋田市仁別では、1時間に69.0mmの非常に激しい雨を観測しました。
14日、列島各地では局地的な大雨に見舞われ、三重・四日市市では一部で道路が冠水。
畑の用水路が茶色い濁流となって水位が急上昇しました。
また、四日市駅前の道路ではマンホールから雨水が噴出し、その高さはバスとほぼ同じ高さにまで上がっていました。
四日市市では、午後0時半までの3時間に55.5mmの雨を観測。
また、三重・津市では線路に大量の雨水が流れ込んでいました。
そして午後になると、雨は岩手・盛岡市でも。
遠くの景色が白くかすむほど激しい雨が降り続きました。
こうした中、列島で続く長雨によって、人気の野菜にも影響が及んでいました。
2026年4月、農水省が定める指定野菜に登録されたブロッコリーの価格が高騰しているのです。
東京の市場でのブロッコリー1kg当たりの卸売価格は、8月1日は466円でしたが、9月11日には641円に上昇。
スーパーセルシオ和田町店 青果担当の池川啓一さんは「通常価格から2倍、安いときから4倍になっているので、相当高い」と話します。
来店客も、「高い、高い。買えない」「(税抜きで)398円ってのはビックリして。2倍ですよね、ほぼ。いずれにしても買うのはやめて」と話していました。
そこで、ブロッコリー畑を取材すると、小さなブロッコリーの苗が並んでいました。
ところが、長雨の影響で畑に水たまりができてしまい、苗を植えることができなかったといいます。
小山農園・小山三佐男代表:
こちらは昨日(苗を)植えた状態です。例年だったら8月に終わっていなければならないんですが、畑がほぼ水たまり状態になってしまったので。
さらに、どうにか苗を植えた畑でも、長雨のため育つのに時間がかかることで収穫が遅れ、出荷量も減る可能性があるといいます。
小山農園・小山三佐男代表:
本当に、晴れがせめて3日ぐらい続いてほしいというのが農家の本音ですね。太陽が出ない分、どうしても生育不良になってしまうので、通常よりは確実に(収穫量が)2~3割減ってしまうんじゃないか。
長雨の影響は、野菜だけではありませんでした。
崩れるように倒れた塀。
石に刻まれていたのは六文銭、戦国武将・真田家の家紋です。
長野市で13日夜、国の史跡に指定されている「真田邸」の塀が、約50メートルにわたって倒れました。
けが人はいませんでした。
列島に深刻な影響を及ぼしている長雨ですが、さらに心配なのが、来週末から始まるシルバーウィークです。
日本のはるか南で新たに台風が発生する恐れがあり、今後、発達しながら西寄りに進み、シルバーウィークのころに沖縄地方に影響する可能性があります。
11年ぶりに5連休となるため、旅行への期待も高まりますが、この天気予報に旅行会社からは嘆きの声が。
飛鳥旅行・村山吉三郎代表:
「行ってから帰ってこられなくなったらどうしよう」という不安も常にあるから、なるべく近場という感じ。(旅行客数が例年比の)4割ほど減ってる。
