安心して子どもを預けるために欠かせない保育士。
国の調査では、保育施設の8割が人手不足を感じています。
こうした中、埼玉県で約200人の中高生が保育の現場を体験しました。
埼玉・所沢市の保育園。
保育室の真ん中で少し緊張した表情を見せる2人。
埼玉県が2026年度初めて実施する保育体験に参加した中学2年生です。
この日は3日間にわたる保育体験の初日でした。
最初は戸惑っていた2人も、子どもたちの目線に合わせて触れ合ううちに、少しずつ笑顔が増えていきます。
保育士の仕事を実際の現場で体験する2人。
子どもと接する楽しさだけでなく、難しさも見えてきました。
保育教論・青木萌奈さん:
やっぱり安全第一に。楽しいことももちろんだが、全体を見ながら保育をするというのが違う(保育士として大事な)部分なのかなと感じます。
保育士体験をした中学2年生は「(Q. 実際にやってみたらどうでした?)やっぱり大変そう。でも楽しい」と話していました。
埼玉県内の大学や専門学校など指定保育士養成施設の入学者は、2019年度の2347人から、2025年度は1333人と約4割減少しています。
埼玉県 福祉部こども支援課・古川由夏課長:
中学生や高校生に対して保育の仕事の意義ややりがいを伝え、将来の進路選択のきっかけにしてほしいと、事業を今年度から立ち上げた。
一方、県内の別の保育園では、中学生と高校生が体験最終日を迎えていました。
3日間を無事に務め、修了証書を受け取った2人。
子どもたちとの間には、すっかり笑顔があふれていました。
保育士志望の高校3年生は「(体験が)まだあと10日間くらいあってもいいなって」と話しました。
埼玉県保育協議会・喜多濃定人会長:
(Q. 保育士の仕事とは)子どもたちが一日一日変わっていく。笑顔と、元気を作り出せる仕事。
埼玉県は東京への保育士の流出を防ぐため、就職準備金の貸し付けや奨学金の返済支援など、独自の支援策も実施しています。
保育の楽しさと大変さに触れた3日間。
県は未来の担い手の確保につなげたい考えです。
