先月からスーパーなどの店頭に並びはじめたことしの「新米」ですが、連日の雨でピンチを迎えている。
長すぎる雨は「恵みの雨」とはならず、米農家を苦しめています。私たちの食卓に影響が出るかもしれない。
連日の雨の影響で、収穫を控えたコシヒカリの稲が大きく横倒しになり、一部の稲は水に浸かってしまったのだ。
■去年より安くなった新米がピンチ
フレッシュマーケットアオイ内田寿仁社長:新米の価格は去年より3割くらい安い。新米の方が去年のお米よりも安く販売しているような状況になっている。
店頭にある去年のコシヒカリは税抜きで3490円と新米の方が400円以上安くなっていました。
客:嬉しいです。助かります。(新米は)やっぱり違いますね。
客:もうちょっと安くなったら嬉しいかな。でも農家さんも大変だと思うので。
現在、店頭に並ぶのは早場米といわれ、8月ころに出荷されたものが中心。これからが本格的な収穫シーズンとなるが、その「新米」がいまピンチなのだ。

■連日降り続いた雨に悩まされる農家
実は先月末から続いた雨が影響しています。過去には、新米となるはずの稲穂が被害にあったこともあり、今回も連日降り続いた雨に農家は悩まされていた。
神戸市で7種類の米を育てる小池さんの田んぼでは、収穫を控えたコシヒカリの稲が大きく横倒しになっていた。
小池農園こめハウス 小池潤代表:コシヒカリは背丈が高くなる品種で倒伏しやすい品種。倒伏してしまっていると水が残ったままになって乾きにくい状態になります。
10日は数日ぶりの晴天ですが、一部の稲はまだ茶色く湿ったまま。
収穫に使う「コンバイン」は稲が水分を含んでいると故障する可能性があり、完全に乾くまでは刈り取り作業ができないという。

■田んぼに溜まった水に完全に浸かってしまった稲も
中には、田んぼに溜まった水に完全に浸かってしまった稲も。
小池農園こめハウス 小池潤代表:9日の雨の水が溜まってて排水で水抜いてるけどまだたまった状態。長時間水に浸かっているとモノとしては悪くなる。
さらに、米の最適な収穫期間は通常1週間程度。この時期を大きく過ぎると、品質が落ちるだけでなく、食用にはできなくなり、粉砕して肥料などに使われることが多くなる。
小池農園こめハウス 小池潤代表:(天気が)晴れてほしいときもあれば、雨がほしいときもある。日本の本来の秋の季節になってくれたら。

■週末にかけても雨の予報 秋の長雨は続きそう
しかし、週末にかけても厳しい現実が。
片平敦気象予報士:10日の晴れは束の間、11日以降はまたくもりや雨のお天気がしばらく続いて秋の長雨がまだまだまだ続きそうです。
来週末くらいまでこういったお天気が続く可能性あります。晴れる日があまりないと収穫だったり農業関係は大きな影響でると思います。
おいしい米がたくさん収穫できる晴れの日を農家は心待ちにしている。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年9月10日放送)


