8月に発生したネパールと中国の国境付近での大規模な土石流被害から9月9日で2週間。被災地を訪れた、新潟に暮らすネパール人が悲惨な現状を語りました。故郷で目にしたのは、災害の爪痕が残る変わり果てた町の姿でした。
【スナルディパクさん】
「ハリウッドの映画みたいに車も全部ひっくり返っていて、家も流されて、町ごと消えて、これは見ていられない状態」
こう話すのは、新潟に暮らすネパール人のスナルディパクさんです。
8月26日、ネパールと中国の国境付近で氷河の崩落をきっかけに発生した大規模な土石流。大量の土砂が人や建物を飲み込み、町の姿は一変しました。
故郷の状況を自分の目で確かめたいと、被災地へ向かったスナルさん。
【スナルディパクさん】
「今、ビドゥールというところに来ている。ビドゥールはとても大きな町だが、その町は全部なくなっている」
そこで目の当たりにしたのは、災害の大きな爪痕でした。
【スナルディパクさん】
「橋があった。ここに橋が2つあったが、橋も全部流れちゃった。『私の家はこれだった、家がない、消えた。どうすればいいですか』と泣いていた」
土砂が流れ込み、川が氾濫。橋がない場所では、ワイヤーロープに吊り下げられた簡易的なゴンドラで川を渡っていました。
【スナルディパクさん】
「1回に1人しか運べないから、朝から4~5時間並んで待っている」
川の向こう岸にある病院に行くにはゴンドラに乗るしか術がなく、長い列ができていました。
【スナルディパクさん】
「協会としても、人間としても、自分の国だし、できる支援をしたいと思っている」
現状を知ったスナルさんなど海外在住ネパール人協会は、復興を後押ししたいとネパール政府に1000万円を寄付。食料品や日用品も現地に届けたといいます。
【スナルディパクさん】
「これからもっと復興するために、我々みたいな架け橋、日本、ネパール、お互いのために架け橋となる仲間で集まって、お互い助け合わないといけない」
スナルさんは復興を願い、新潟市中央区で経営するカレー店で募金を呼びかけています。
