宮城県農業高校では全国の高校生が和牛の飼育技術などを競う和牛甲子園に継続して出場しています。牛に青春をかける高校生たちの活動を取材しました。
牛の世話をする高校生。名取市にある宮城県農業高校の「牛部」に所属する生徒たちです。
Q.ブラッシングにコツは?
生徒「なるべく汚れを落とすように、なでるように」
牛部への入部条件はただ一つ。牛を愛していること…。
現在は1年生から3年生の18人が、放課後などに乳牛と和牛、あわせて39頭を飼育しています。
部員
「搾乳とか哺乳とかを直接自分たちの手でできる」
「普通高校にないじゃないですか、牛部って。せっかくならやってみようと思って入部しました」
牛を愛する生徒たちが目指す舞台。
それは「和牛甲子園」です。
和牛甲子園とは全国の高校生が育てた和牛の品質と飼育管理の工夫を競うもので、来年1月に都内で開催されます。
県農業高校ではこれまで5回出場してきましたが、目標とする成績には届いていません。
今回は肉質を向上させるために欠かせない、餌の工夫に取り組み、大会での総合優勝を目指しています。
部員
「これを入れることによって肉質改善になって、お肉がやわらかくなっていい牛になります」
この日、高校生たちが訪れたのは農家が一堂に会し、日頃の飼育の成果などを競う共進会です。
技術向上にはこうしたベテラン農家とのかかわりが必要不可欠ですが、県によりますと、宮城県内で牛を育てる農家は、25年ほど前と比べ7割も減少しています。
将来の畜産業の担い手となりえる「牛部」の高校生。きょうも牛たちと向き合います。
3年生
「先輩たちの代から大切に育てられた牛なので、責任をもって育てていきたい」
「最後まで愛情をたくさん込めて大切に育てて、多くの人を笑顔にできるような立派な牛に育てたい」
